変人が書く青葉城西高校バレー部観察日記

ニックネームは紙一重2/2 ページ5

そこから、私を含め、部員のニックネームをつけることに。



貴方「一番さんと、少年のニックネームを考えるんですね」
花巻「絶対わかってるだろうけどそれで」



わかってませんよ、多分。



貴方「そう、ですね……あ、茶髪タラシ先輩と、らっきょとかどうですか？」
金田一「らっきょ？誰のことだ」
国見「いい加減鏡見ろよww」
及川「それ、見た目で決めてるよね？」



それ以外何かあります？と、言いたいところをぐっと我慢です。



松川「まあ、二人は確定だな」

貴方「次は私ですね。『世紀末最大の美少女』とかでもいいんですよ？」
矢巾「え、何、厨二？」
貴方「矢巾先輩、腕もがれるのがいいんですか？」
渡「ま、まぁ、落ち着いて？」



誰が厨二ですか。健全な女子高生ですよ。



岩泉「冗談だってわかりずらいんだよ」

及川「もういいじゃん。鉄仮面とかで」
国見「うわ、地味に当てはまってる」

金田一「鉄壁とか」
花巻「どこの伊達校だよ」

貴方「では、疾風の舞姫とかは」
松川「面白いけど却下」



ダメですか。



国見「ってか、もう普通に呼べばいいんじゃないですか？」

全員「………」

貴方「もしかして、名前がわからないとかないですよね？」
全員「((ｷﾞｸｩ」

貴方「……国見君、私悲しいです」
国見「そうか、かわいそうにな」



まあ、どうせこんなことだろうとは思いましたけど。



岩泉「ってか、国見はわかってんのか？」
国見「あ、はい。同じクラスなんで」



全員「」



実のところ、隣の席だったりします。



そして、最終的に私のニックネームは『鉄壁(胸以外)』になりました。

【番外編】923の日→←ニックネームは紙一重1/2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す