この世を理不尽が存在しない世界に変えてみた。 (ページ2)

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1：beginning of the end　　ページ2

「なんでまだできてないのよ！？」

いや、それ私関係ないんですけど。

なんて言葉をぎりぎり止めて、別の言葉を出す。

「...すいません」

一ミリも思ってないけどね。

あーあ、理不尽だなぁ。まぁ、慣れてるけども。

なんてぼんやり思いながら先生の説教を聞き流す。

そのうち、先生は好きなだけ怒鳴り散らすと満足したのか去っていった。

よし、説教も終わったことだし帰ろ。

「おい、相枝。」

ん？

呼び止められて振り返る。

「お前、また怒られたらしいな。
何したのか知らんが、あんまりやらかすなよ。」

だから、それ私じゃ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「......。」

もう、いいや。

もういい。

これだけは使いたくなかったけど、仕方ない。

黙っている私に対して先生が口を開きかけたとき、私は＿＿＿＿＿＿＿＿

「異能力「世界失格」！」

＿＿＿＿＿＿＿異能力を使った。

あることを願って。

尋常じゃない光が私を包む。

先生がなにか言ってるけど、所々しか聞こえない。

ゆっくり目を閉じた私は、これから起きる事にワクワクしていた。