nnc 愛しい君へ ページ7
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私は今,彼氏の部屋を片付けしています。
やっぱりえっちぃ本とかあるのかな……?
あったらかなり複雑なんだけど
なんて思いながら机の中も片付けする。
(……あれ? )
気になったのは封筒がたくさんはいっている箱。
年賀状やハガキ……ラブレターが何通かあった。
……モテるもんね。なな君。
大事にとることなんてないじゃん
__私がいるのに
中にはなな君が出していない手紙があった。
宛先は……書いていないみたいだ。
……少しくらいいいよね。
私は封も閉じていない手紙の中身を取り出す。
__こんにちは。いきなりこんなん出されても困るよな……。
高校どう? 部活とかちゃんとやっとん? 愚痴とかあったら俺が全部聞いちゃるからな! !なんかあったら俺に言ってよ?
なんてのは前置きで,
好きです。ずっと大好きです。ごめん,こっちが本題。なんか口実がほしくて……見ぐるしかったらほんまにごめん。高校に入って__
私は読むのをやめた。私より前に愛していたひとがいたなんて。
涙がぼろぼろとでてくる。
悲しいわけじゃない。ただ,その子がうらやましかった。私だって高校の案内された日から……
ガチャ
「あれ? Aちゃん? ……どしたん!?」
「……あ,えと」
思わずうつむく。
「あ,もしかしてそれ……読んだ? 」
コクンと頷く。
宛先かいとったっけ
と言い,手紙を取る
「やっぱりな……あ"」
彼は何かを察したのか濁った声を出す。
「Aちゃん,絶対勘違いしとるやろ」
びっくりして目線を彼に会わせる。
意味が分からなくて頭を傾ける。
「これ,宛先Aちゃんやで? 」
「え? 」
「懐かしいなあ……手紙ってなんか女々しくて出すのやめたんよ」
懐かしさに浸りながらはにかんでいる彼。
意味が分かり,顔が熱くなる。
「今も好きやけんな? ……愛しとる」
頬を真っ赤にして伝える彼。
「私も……愛しています。高校のときから,ずっと」
「まって,どこまで読んだん!?」
意地悪をしたくて,
__秘密。
とだけ伝えておいた。
(ずるいわ……)
〜〜
伝わると嬉しいです。
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歌唱力
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とりっぴぃ
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苺飴。 - 音さん» 貴重なご感想ありがとうございます!更新が不定期で申し訳ないです……。できるだけ間を開けないように更新するように努めます!ありがとうございました。 (2018年2月24日 22時) (レス) id: 61f445cd36 (このIDを非表示/違反報告)
音(プロフ) - こんばんは、いつも拝見させていただいています。苺飴。さんの2さんと7さんめちゃくちゃ好きです。これからも応援してます...! (2018年2月24日 21時) (レス) id: ae71442de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺飴。 | 作成日時:2017年11月22日 23時