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ふと、何処かから視線を感じた
悪意のあるものではなく、むしろ好意的と言えるような視線
何だと思い見渡してみれば、慌てたように顔を横に向ける少女が視界に入る
あわあわと、隣のアフリカ系の少女に話しかける彼女に
フッ、と笑って歩み寄った
「おっはよ！マリネット！」
後ろを向いていたのをいいことに、驚かせるように肩をたたく
そうすれば予想通り、否、予想以上に驚いた様子で肩を跳ね上げる彼女に私は笑うほかなかった
「驚きすぎ!おはよってば！」
「お、おおお、おは、おはよっ!」
目を見開いたまま、まるで機械が故障したように荒ぶる彼女、名はマリネット
耳の下で二つに結ばれている、短めの青味の掛かった黒い髪がチャームポインとの少女
隣のアジア系の少女は、アルヤ
マリネットの親友であり、私のクラスメイトである
「アルヤもおはよ！調子どうよ？」
「おはよ。もちろん最高よ!昨日もレディバグとユンヌフィーユの活躍をブログにアップしたの!」
「あははっ！さっすがアルヤ！熱狂的なファンだね！」
腰に手を添えて、彼女の肩をポンポンと軽く叩いて笑い声をあげた
マリネットはというと、固まったままこちらを凝視している
視線に気がついて、彼女の方をみるとバチリと視線が交わる
にへっと笑いかけると、またもや慌てたように顔をそらしてしまう
このやり取りは、何気に毎回の出来事なのである
顔を逸らしたマリネットに、アルヤはにやにやと意地悪に笑いながら肘でクイクイとつつく
うう、と苦々しそうに顔を歪めて、アルヤにすがりつく彼女に、私は苦笑を漏らした
「大丈夫なの？マリネット」
「ああ、平気よ平気。何時ものことだもの。じゃ、また後でね」
ひらひらと手を振って歩いていく2人を見送る
私も行こうと、持っていたバッグを持ち直して一歩踏み出そうとすると、後ろから声がかかる
「おはよう。A」
そこには、雑誌モデルのアドリアンが立っていて、軽く手を上げていた
「アドリアンおはよ！元気さいきょー？」
「ははっ！そうだね。元気だよ」
おかしそうに笑う彼と、並びながら教室へと足を進めていく
ガラリと扉を開ければ、口々に皆が挨拶をしてくれる
一人一人返事を返して、自分の席に荷物を置く
学校中にチャイムがなり、先生が入ってくる
ＨＲが始まる中、頬杖をついて窓から外を眺める
私の首元でチャリッ、とチョーカーの金具がキラリと光った
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ミント - レディバグがレディボブになっていますよ｡ (2023年4月22日 15時) (
レス) id: 55e7b9ecf1 (このIDを非表示/違反報告)
ReeeeI(プロフ) - はじめまして！正直、夢小説をこの作品で初めて読みました。単純に面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年2月11日 23時) (レス) id: 8da02609f0 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメルアップルパイ(プロフ) - はじめの見出し？レディボブになってますよ！ (2020年1月5日 12時) (レス) id: a258be9ed2 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪
ﾐﾗｷｭﾗｽの小説が読めてとても嬉しいです(≧∇≦)
続きがとても気になります(>_<)
此れからも応援してます（＾◇＾） (2020年1月1日 11時) (携帯から) (レス) id: c2a24ddc02 (このIDを非表示/違反報告)
ネオ - 更新してください！お願いします！！ (2019年9月14日 9時) (レス) id: 3729444184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜月 | 作成日時：2018年11月3日 20時
