相澤先生が休日なだけのお話 相澤side ページ27
今日は休日。
何事もなく普段通りのこの日に、俺は昼間っから家で惰眠を貪っていた。
といっても、今は9時ぐらいだが。
「おにーさまー!おーきーてー!」
明るくて元気な声が、耳元で聞こえた。
目を開けて声の主を見れば、長い髪をひとつにまとめて天使のような笑顔を浮かべる、Aの姿。
「ほあようごあいまーしゅ」
「…おはよう。もう起きてたのか」
「うん。ご飯も出来てるよ」
「そうか」
そう言って頭を撫でれば、嬉しそうに目を細めて抱きついてくる。俺はAを抱き上げて、味噌汁のいい匂いがするリビングへと足を進めた。
「今日は和食か」
「うむ。今日も自信作であるぞ!」
可愛い顔でドヤ顔を構し、俺から降りて椅子に座る。
今日の朝飯は玉子焼きに大根の味噌汁、昨晩の残り物である枝豆とエビの煮物、白飯だ。
10歳の少女が作ったとは到底思えない料理に、俺の腹の虫は静かに鳴いた。
食べ終わり、Aは早々にリモコンを手に取る。地デジからHDMIに切り替えるためだ。
察しのいい人ならHDMIと聞いただけでピンと来るだろう。
「んー…今日も戦国m双やろっかな」
そう。テレビゲームである。
「よっしゃ…本能寺の変クリアした」
ちなみに戦gk無双は作者の1番好きなゲームなので、PS4とか持ってる人はやってみるといい。(黒い砂漠も波が来てます…)
それはそうと、目の前の光景は実に物騒だ。
腰まである綺麗な黒髪をひとつにまとめ、雪のようにしろく滑らかな肌は興奮で紅潮している。暁の空を切り取ってはめたようなその目は、ひたすら人を斬り殺す地獄絵図のテレビ画面に釘付け。
「あー…サクリファイスだ…。気持ちがフライアウェイしそう…」
ちょっと何言ってるか分からない()
「ん、どしたん消太お兄ちゃん?」
「いや…なんでもない」
「あっそうだ!消太お兄ちゃんもやろうよ!戦闘の参考にもなるだろうし!」
「全国に知れ渡ってる格闘技法を真似して何になる?」
「あ…」
そういう所が、どうしようもなく可愛い。
普段はあんな美味い料理を作って、掃除洗濯等の家事全般をほとんど受け持ってくれるほど大人びているのに。
朝、抱きついてきた時もそうだ。年相応に子供らしく甘えて、子供らしく些細なことに褒めてとねだって……肝心なところはどこか抜けていて。
まぁ要するに、Aはどこをどうとっても可愛いということだ。
俺はそんなAを、時間の許す限り愛でていきたいと思っている。
閻魔「環くん環くん環くん環くんt……」→←やべぇんじゃねぇの?コレ
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雪羅(プロフ) - Miraiさん» コメントありがとうございます!読者さんのノリが良くてこっちも面白いです。ごくせん好きなのでそう言って頂けて嬉しいです!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - なんかごくせんみたいだった。面白かった、、ｗｗｗ (2020年3月10日 12時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - 初コメなんですけど、ここのコメ欄面白すぎません？やばみざわなんですけど？時代遅れがでてしまった、、 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - アトラさん» くっ…漆黒の翼め…!この性(聖)なる母である私に喧嘩を売ろうというのか!? (2019年7月31日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
アトラ - ふふ...漆黒の翼の私前ではそんな言葉珍しくもないわ(変態) (2019年7月31日 10時) (レス) id: 32785243ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2019年3月22日 12時
