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友達9 ページ10
教室から聞こえる獣たちの笑い声
もう、僕のこととかかんけーねえじゃん。
自分たちが楽しんでるだけ。
それでも、
Aさえ、いればいい。
｢きゃーーーー！！！！！！｣
突如教室から聞こえてきた声。
それは
Aではなかった。
ガララッッッ
｢A！？！？｣
扉の向こうに、Aはいなかった。
いたのは名前の知らない女5人。
｢おい！！！Aは...！？！？｣
泣きそうになりながら1人、外を指さした。
背中に冷や汗がつたう。
焦ってベランダへ出て身を乗り出すと
見えたのは
真っ赤に染まる地面と、A。
煩い蝉の声と気持ち悪い程青い空が頭から離れなかった。
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作者名：ミルクチョコ | 作成日時：2019年8月23日 17時
