悠仁くんの天然タラシ野郎！【呪術廻戦】

気持ち ページ26

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悠仁くんはしばらくぽかーんとして、意識が戻った後、顎に手を置いて唸り始めた。





「ぇ、えー…？んー…」





どうやら、私の言葉をまだ全て飲み込めていないらしい。

そりゃそうだ。急にこんなに喋られたら私だって戸惑う。





「とりあえずAが前向きになってくれるなら嬉しい！！」




「そうだ、わかった！」と閃いたように大きな声を出した彼に少し驚いた。





『っそ、そうなの…。今の私があるのは、悠仁くんのおかげ…！』


「そっか！！」





それだけ言って、シーンとなってしまう。





「でもさ、Aって心の中でいっぱい考えてるんでしょ？」


『………ぇ』





悠仁くんは少しの間のあと、突然そう言った。





「上手とか下手とか俺にはよくわからんし、というかそうじゃないと思うんだよな〜」





「ちょっと待って、考える」と一言断りをいれて悠仁くんは何かを考え始める。





「……多分、Aは頭とか心を使って人のこと考えてるんでしょ？それで、相手に伝わりやすいように頑張ってるって感じがする」


『っえ…』





突然何かと思えば、どうやら私のことを考えていたらしい。





「ゆっくりでいいんだよ。何秒でも何分でも何時間でも。時間じゃなくて、Aの言葉が俺にとって重要だからさ」





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