38話 待ってやるよ ページ40
千冬side
マイキーくんの提案でAの家に行くことになった。
俺一人じゃ結局行けないままだっただろうから少し安心した。
アイツの家に行くのはこれで2回目か。
アイツの家に着くと、お爺さんが迎え入れてくれた。
相変わらずデッケェ家だな、マイキーくん達もAの家の大きさに少し驚いていた。
お爺さんから話を聞いた後、Aの部屋に向かい、マイキーくんが扉を開けた。
俺らが来るとは思ってもいなかったのかソイツは飛び上がるほど驚いていた。
久しぶりに見たAは目の下のクマが濃くなっていて、表情もなんだか暗かった。
そしてマイキーくんがAを問い詰める。
俺が言いたいことはマイキーくんが全部言ってくれた。
「なぁA、俺らまだ中学生のガキだろ。どうしようもねぇ事なんかいっぱいに決まってる。でも、そんなガキだからこそやりたいことやればいいんだよ。もっと気楽に行こうぜ？」
だから俺が言いたいのはこれだけ。
Aが自分を追い詰めてるように見えたから。
後はA自身が変わるのを待つだけ。
いくらでも待ってやるよ、ダチだからな。
タケミチside
喧嘩賭博ではAくんに助けられた。
やっぱり喧嘩強いんだなぁとか考えてたら、Aくんはキヨマサを倒し終えてた。
また借りができちゃったな。
それに、あの悲しそうな目も変わってなかった。
あれから一度も会えてないから、少し心配になる。
でも俺は名前くらいしか知らないし会える方が珍しいんだよな。
またテコンドーの話、してくれないかなぁ。
もし次に会ったら聞いてみよう。
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ルノチキ(プロフ) - 鎖骨さん» まじですか！？そう言って頂けて何よりです！最後まで読んでくださってありがとうございました。 (2021年10月1日 0時) (
レス) id: c4cd32353d (このIDを非表示/違反報告)
鎖骨 - 凄い…めちゃくちゃいい話でした。。終わり方が最高です…！！グッとくるものがある…！ (2021年9月30日 23時) (レス) @page42 id: c7ef1e87db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルノチキ | 作成日時：2021年8月23日 10時
