テコンドーしか興味ない【東リべ】

14話 明日 ページ15

この前俺の家で遊んだ時以来、何となく千冬と気まずくなって一方的に避け続けている俺はマイキーくん達のとこに足を運ぶようになっていた。




そして今日も向かおうとすると途中でヤンキー達に絡まれた。

一人一人に蹴りを入れ、全員伸した所で声をかけられる。




「よぉ。今日も絡まれてンのかよ」

「目付き悪ぃもんな」

『俺だって好きで絡まれてるわけじゃないのに...』



最早呆れたようにそう言ったドラケンくんに続いてマイキーくんまで俺が少し気にしていることに触れてくる。

俺ってそんなに目付き悪ぃンかな。





今回の不良はモヒカンと角刈りのヤツばかり。
見た目イカつくしただけで強くなったとでも思ってんのかな？
勘違いも甚だしい...。

ここ最近でThe典型的ヤンキー、フルコンプしそうなんだけど。



ヤンキー達がぐったりしてる所から場所を移して、今は神社の階段に腰を下ろしていた。

ここでよく集会をやっているんだとか。






「何かあった？」

他愛もない話をしていると、ふとマイキーくんがいつもの調子でそう尋ねてくる。



『＿＿で千冬と色々あって気まずくて...今避けちゃってて』

舌っ足らずながらも何とか伝える。


「そっか。...何があったのかよく知らないけど千冬の方は案外気にしてないかもよ。寧ろ心配してそうだし」

「話さなきゃなんもわかんねェしな」

『確かに...明日ちゃんと話してみるか。
相談、乗ってくれてありがとうございました』


一方的に避けたりなんかして千冬には迷惑かけてばっかだな。明日には謝んなきゃ。


2人にはお礼をしっかり伝える。こういうのは大事だって爺ちゃんが言ってたから。



『じゃあ、俺今日は帰るから』

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