ポチ様 ページ13
ポチｰ私、本当は直ぐ近くの学校に転校する予定だったんです。でも身勝手で思いやりも無い評判の悪い担任が転校何かしないでバスで通わせろと言って、バスで通わされ、知らない世界を見損ねました。他の奴らには何で転校しなかったのかと言われ、自分何か居ない方が良いんだと思いました。消えてしまえば良いと。
ポチ様、あなたは好奇心いっぱいな前向きな方なのでしょう。
ただ、「興味のあることに没頭し周りが見えなくなる」という傾向があるのではないでしょうか。
あなたは「転校を体験したかった」。
でも先生は転校をさせたくなかった。
ここで、ちょっとしたすれ違いがあったのかもしれませんよ。
私が先生が考えていたであろう事を挙げてみますので、少しだけ別方向に見てみませんか？
「別れ、それは小さな子供に取っては酷なことである。」
時として人間というものは独断的な判断をしがちです。
先生はあなたの環境を思って、その判断を下したのかもしれません。
せっかく今安定しているものを、転校によって壊したくなかったのでしょう。
こう考えてみれば、先生が必ずしも「悪」であるとは言えないのではないでしょうか？
クラスメイトのことも、よい方向に考えられますよ。
ポチ様はきっと、クラスメイト達に転校の旨を知らせてあったのでしょう。
「何で転校しなかったの？」
その疑問に悪気はなく、ただ不思議だっただけではないでしょうか。
子供というものは、少し残酷です。
今考えると、人をたくさん傷つけた可能性も多かったと思います。
転校するはずだったポチ様が、学校に留まったこと。
ただそれを疑問に思い、嬉しく思った上での発言とも取れます。
集中力がある代わりに、一つの物事に執着しがちなポチ様。
「嫌だな」と思ったならば、少しだけ見方を変えてみてください。
自分に都合がよい考えでいいのです、ちょっと楽になるかもしれませんよ。
挑戦できるあなたへ 愛と祈りを込めて 五色柱庵 大己貴
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作者名：五色柱 x他2人 | 作成日時：2023年1月11日 20時
