体育館裏で愚痴をぶちまける。５【青葉城西】

こいつ怖い…。 ページ12

「ねっ！」と言いながら松川パイセンの腕に抱き着く海野。

あああああマジで許さんご！！これでも一応、いやちゃんとしたかかか、のじょ…ですし！？



「あ、一静さん、私も一緒に帰る約束したんですけど、いいですか？」


「あぁ、別にいいけど。Aは？」


『大丈夫ですよ。』



そう言って急いでドリンクのボトルを洗い始めるけど、その間も見てるのが分かる…。

しつこいなこいつ…！

体育館裏に急いで向かい、一つため息をつく。さすがにここにいるとは思わないだろ…。



「Aさん、何やっているんですか！？」



ギャー！！くんな！！



『ちょっと見回りをね。あ、松川先輩と一緒に待っててくれる？』


「私も一緒に見回りをしますよ！！」



ハッキリ言って二人もいなくていいです！って言うか一緒に同じところを回ってもそんなに意味ないと思うけど！

つまりは今日は愚痴れない…あああ！！



「怖いですね…。」



いや全然！？むしろ大丈夫ですけど！！



とりあえず一回りした後に、帰ることにした。私は愚痴るために体育館や校舎を3周くらいするんだけどね。

家帰ったらとりあえず叫ぼう…。



「一静さん！一緒に帰りましょう！Aさんも早くー！」


『あ、うん。』



松川パイセンは大丈夫か？って顔をしている。私は海野が私のことを見なくなった瞬間に、顔を横に全力で振った。



「Aさん、家どこですか？」


『この先だけど…。』


「そうなんですか？ついていってもいいですか？」



こいつまじんこなやつのストーカーだ！！




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まじんこ＝まじで

イッラッスットッ15ッ。と、余談。→←カメラのレンズを向けないで。

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