体育館裏で愚痴をぶちまける。５【青葉城西】

戦争開始。 ページ46

『ご飯食べてよーし！薬飲んでよーし！多分体調よーし！』


「いや多分ってなんだよ…行くぞ。」


『…はぁい。』



久しぶりに松川パイセンといく通路。決着は朝練の50分間でつけなければならない。

上手い感じに、松川パイセンがLINEで海野に朝練来る？と伝えたらしい。

すると、「見せたいものがありますので！」と返ってきた。

多分、写真だろう。そこらへんは想定済みだ。

って言うか、私も松川パイセンも緊張しちゃって会話が…ない！！



『…松川パイセン。』


「なに？」


『私が愚痴った後倒れたら宜しくオナシャス。』


「ちょっと、怖いこと言わないでくれる？」



愚痴ってスッキリするけどほぼ息継ぎしないに等しいから疲れるし死ぬんだよ。

まぁ、多分大丈夫だと思いたいけど。

メンタル復活、いけるいける。





　






　








「…あれ、Aさん、もう復活したんですか？」


『うん、元気になったよ。』



そうハッキリとは言えないけどね。トリマ元気元気。



「皆さんもお揃いで…あ、私見せたいものがあるんです！」



その海野の目は、闇があり、笑っていないように見える。

こいつ、バケモノなんじゃないかと思うくらい。

1学年違うのに、思わずゾクリと来るぞ…！

見せるな、こいつの波にのまれるな。

1つ、大きな深呼吸をする。大丈夫、後ろには皆がいる。



「実はですね…。」


『そんなもの、見せなくっても分かっているよ。』



戦争、開始＿＿＿＿。




　






　





to be continued＿。

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