体育館裏で愚痴をぶちまける。５【青葉城西】

しつっこい！！ ページ17

「Aさん！どこに行くんですか？」



「移動教室近いんで！一緒に行きましょう！！」



「トイレ一緒に行きません？」



「お昼一緒に食べませんか？」



「Aさ〜ん！！」




しつっけえええ！！！！！

うぜえ！トイレ別にいいだろう！お前友達いないの！？

私にも友達にいさせる時間をくれない！？

さりげなく断ろう…そうしよう…。



『ごめん、お昼は私友達と食べるから…。』


「あ、じゃあ私も一緒にいいですか？」



何でだ！！お前1年！！



『しおりん、別にいい？』


「あぁ、いいけど。」


「しおりさんですね！私海野真凛と言います！」


「よ、よろしく。」



お昼食っている間も、しおりんと海野はずっとしゃべっているし！てめえ、私の友達も取ろうってか…。



「あ、お昼休憩終わっちゃうんで、私帰ります！」


『うん、じゃあね〜…しおりいいん！！！』


「分かってる分かってる。あれはやばいって。可愛いだけのかまちょ。」


『お前だけだ分かってくれるのー！！』


「お前もスイッチフル稼働。大変だな。」


『ずっといるから、スイッチ切ったの朝と今だけだよ…。』



スイッチ全開は本当に疲れる。ずっと自分を偽っているから嫌なんだけどさ、仕方ないというか…。

海野にばれたら、まずい気がするんだよ…。

とにかく、部活の時何とかしなくちゃ。

って言うか今日話したの海野としおりんぐらいじゃない！？朝練もちょっとしか話していないし！

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