ここが最高だから。 ページ41
「あー！疲れたね〜」
『そうね……試合より、100本サーブの方がきつかったわ』
100本サーブ後、アタシたちは自分の部屋に戻った。
覚ちゃんはヨロヨロとベットに吸い込まれるように倒れる。
「明日からバレーしないのかー」
『覚ちゃんは、高校でバレーやめちゃうんだっけ』
「うん、ここが最高だったから。これで幸せなままで終わりたい」
バレーの思いは人それぞれ。
覚ちゃんのように辞める人もいれば、若や獅音のように大学に入ってもバレーを続ける人はいる。
「Aはどうするの？」
『……アタシはまだ続けるつもり』
「そっかー……」
そこで会話は途切れてしまう。
うーん、しんみりしてしまったわね。
『ねえ、覚ちゃん。あのね……ってあら』
「くかー」
覚ちゃんは大の字になっていつのまにか眠っている。
うん、疲れたから当然よね。
アタシも寝たいけど、メイク落ちていないし……何より、準備をしないと。
クローゼットの扉をあける。そこはもうほとんど空。
他人のクローゼットを見る趣味は覚ちゃんにないだろうし、気づかれないように運ぶのは大変だった。
端っこの方に置いてある大きめのキャリーバッグに、メイク道具を入れる。
ここに置いてあるのはもう寮に置いてあったもの。それ以外は、ない。
『一年間一緒の部屋でありがとね』
頭を軽く撫でて、アタシは部屋を出た。
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Nagi(プロフ) - 大好きですっ！！！ (2021年10月24日 1時) (
レス) @page49 id: 974074d1dc (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣 - すごく面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - クロネコさん» コメントありがとうございます！ハマってくれてうれしいです！！ (2019年10月17日 23時) (レス) id: f860ac395f (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - 短気っきーさん» ありがとうございます！オネェ男子最高です……作者様の紹介ありがとうございます。今度見てみますね！ (2019年10月17日 23時) (レス) id: f860ac395f (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ - とても面白かったです！！ハマりました！！ (2019年10月17日 20時) (レス) id: ba8b81f396 (このIDを非表示/違反報告)
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