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松川side


Aに会わないために、早めに風呂に入り一人で部屋で待っていた。



「おい……おい、松川。」


「!花巻。悪い、なんだ?」


「…Aが、朝の4時半に第一体育館に来いだってよ。」


「!」



あいつ…何考えていやがる!!



「ちゃんと、自分の心と決着つけたらどうだ?」


「!」


「俺はお前がめんどくさいことも知っているし、何でも分かっている。だけど、お前の心と、お前に何があったのかは知らない。」



2人だけ残る部屋に、花巻の声が響く。

すると、いきなり俺の胸ぐらを掴んできて、地面に倒してきた。



「てめえ、Aを傷つけることだけはぜってえに許さねえからな。」


「っ…!」



ずっといた俺でもゾクリとくるくらいの怖さだった。

胸ぐらを離され、俺は地面に放りだされた。

自分の心に、決着を、か。

俺は…優柔不断なんだな。

自分に正直に。だけど、自分で心の中でそういわれることを分かっておきながらも。





 




 



寝たふりをしながらも、俺は4時半前に布団を出た。

こんな朝早くから呼びだしたのは、誰にも聞かれたくないからだろう。Aらしい。

俺からも言うんだ。

案の定、体育館前に着くまで、Aの愚痴ってる声が聞こえた。何を言っているかは知らなかったけど。

少しずつ明るくなっていき、色が芽生え始めた体育館の扉をゆっくりと開ける。



「…こんな時間に、なに?」



今の俺は、どんな顔だ?

てかあいつ足大丈夫なのかよ。



『…どうも松川パイセン。眠れましたか?』


「いや、眠れるわけねえし。お前もだろう。」


『はい。一切寝ていません。』


「あのなぁ、ちゃんと寝ないとダメだろ。また倒れたらどうするんだ。」


『…そうですね。』



このまま俺は、『フる』つもりだった。

口喧嘩でAに勝てるわけねえって分かっている。

あいつも、さすがにショックなこと起きたら黙るだろう。

ちゃんとフって、俺はちゃんと『心』に決着つけるつもりだった。



「お前は何かと怪我しやすくって、馬鹿なんd『あのっ!!!』うおっ!?」



まさか、あいつがかぶせてくるなんて思わねえわけで。しかも、でかい声だったし。

逆→←誰よりも。



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作品ジャンル:アニメ
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メタル - まっつん落ちかー (2017年2月18日 20時) (レス) id: 31f977890d (このIDを非表示/違反報告)
後影 - よぼよぼ病まで行けたのに…いや、頑張れば準備室まで行けます!(多分) (2017年1月10日 19時) (レス) id: 65113dceba (このIDを非表示/違反報告)
キサキ@チョココロネ - オル○ェンズわかるんですか!?友達に分かる人いなくて...。これからも頑張ってください。 (2017年1月10日 16時) (レス) id: fd5d92ba2f (このIDを非表示/違反報告)
無気力兎 - きゃ〜っ、リア充爆せろ(真顔)← (2017年1月9日 16時) (レス) id: eaf91ea410 (このIDを非表示/違反報告)
千絃(プロフ) - いすださん» もちろん!!応援してます!(*´ω`*) (2017年1月8日 12時) (レス) id: de124f9b91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いすだ | 作者ホームページ:モブインのすとーりー  
作成日時:2017年1月5日 19時

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