体育館裏で愚痴をぶちまける。２【青葉城西】

悪いやつじゃない！！ ページ48

「ふぃー、疲れたー。Aちゃん、ドリンクー。」


『あ、そこにおいといているんで、勝手にとって下さい。』


「なんか雑だね！？…あぁ、白鳥沢の方か。」



私は好みとかわかんないから、とりあえず濃さ8種類作った。



「あれ、Aちゃんが作ったの？」


『あ、はい。濃さは8種類あるんで、どうぞ。』


「すっげー！カレー屋さんみたいだな！若利！」


「？あぁ。」



なんか物凄い盛り上がっている人がいる…。



「あぁ俺は瀬見英太だ。一応3年なー！」


『あぁどうも…結城Aです。』



白鳥沢って真面目かおかしい人しかいないと思ってた…(失礼)

瀬見先輩か。優しそう。



「じゃあ俺は薄いので。」


「あ、賢二郎！それ俺が取ろうとしたのに…。」


「太一が遅いんだろ。」



なんですか、今時の部活は皆下の名前で呼ぶんですか…。

うちの所は逆に名字呼びだからな…。



「えーっと…青城の所の…。」


『あ、結城Aです。2年です。』


「ふーん、俺白布賢二郎。で、こっちが川西太一。一応2年。」


「どうも。」


『ど、どうも。』


「あ、結城さん、俺ら一応薄い方が好きだから宜しく。」


『了解。』



白鳥沢って…勝手に天童先輩と牛島先輩のイメージでつけてたわ…。普通にいい人。



『あ、白布君。申し訳ないんだけど、選手の好みのドリンクの濃さを書いてくれる？』


「いいよ。」


『ありがとう。』


「牛島さん！次は負けません！！」



いきなり誰かが叫んだ。



『な、何…？』


「あぁ、あれは気にしないで。いつものことだから。」



前髪ぱっつんの人が牛島先輩に話しかけている。宣戦布告か。

見ていたら、目があい、こっちに来た前髪ぱっつん君。怖い怖い！！



「マネージャーさんですか！？ドリンクの濃さ丁度良かったです！！」


『え、あ、ハイ…。』


「おーい工、マネージャーさんがビビっているぞー。」


「あ、すみません！俺、五色工って言います！1年です！」


『結城A…2年。五色君、よろしくね。』


「はい！！！」



元気な1年だなぁ。うちの所にいる金田一も元気だけどなぁ。

って言うか急に恋しくなったぞ！！



『じゃあ戻りますね。』


「あぁ、ありがとうな。」



うおおおおおおおあの牛島先輩にありがとうって言われたあああああ

てか緊張するんだけど！王者ってやっぱりすごいな…。

私の苦手なもの。→←しらしら白鳥沢。

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