体育館裏で愚痴をぶちまける。２【青葉城西】

ねこねこ音駒。 ページ43

「どうも、青葉城西高校の及川と申しま〜す。」


「あぁこちらこそ、音駒高校の黒尾と申します〜。」



バス降りたらめちゃんこ笑顔で握手している主将たちがいるんだけど…。



「あぁ、ご紹介しますね。こちらうちのマネージャーの、結城Aです。」



おいいきなり自己紹介させようとするな！てかなんで敬語なんだよ！！

てかみんな笑いこらえているし…！



『どうも、青葉城西マネージャー２年の、結城Aと言います。７日間宜しくお願いします。』



ふっ、どうよ！これは小説だから伝わりにくいかもしれないが、私はめっちゃ笑顔だ！

ちょっと想像してくれ！私が表全開にしている所を！

というか、松川パイセンとかもう笑ってるし！失礼だわ！！



「おぉ、そっちにはマネさんがいるのか。どうも、黒尾鉄朗です。」



うわっ、どいつもこいつもでかいな…。黒い影ができるよ日陰でかいよ！！

握手を求められ、私はその手を取る。手もでかいな。



「ま、とりあえず行きましょうか。」


「Aー、こっち来い。」


『あ、はーい。』



松川パイセンの所に向かった。はっきり言って私も今そこに向かいたかった。



「ひ、久しぶりにお前の表の顔見たけどっマジで面白すぎんだろ…！！」


『仕方ないでしょ！そうするしかないんですから！慣れろ、ください！』


「これ３日くらいかかるわー。」



７２時間もかけるのかよ！！

今の会話は皆に上手く囲まれて小声で話していたから裏の顔はばれていない。てか裏の顔て。私はヤクザかなんですか。

とにかく、皆には笑いをこらえてもらうしかない。





　




　





　




「ん？どうした研磨。ちらちら後ろ見て。そんなにマネージャーさんが気になったのかよ。」


「うん…。」


「まじかよ！？」


「そういう感じじゃなくって…無理している感じが、すごいなと思って…。」


「へぇ…研磨がそういうこと言うなんて、よっぽどあのマネージャーさんは奥が深いわけだ…。」


「クロが言うとただの変態になるからやめて。」


「ひでぇ！！」

からから烏野。→←起こせや…。

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