体育館裏で愚痴をぶちまける。２【青葉城西】

壁…ん！？ ページ37

とりあえず、松川パイセンを保健室まで連れて行った。まだ歩けるから言いにしろ、フラフラだ。



『松川パイセン、あとちょっとなんで。』


「んー…。」



なんか…おっきな子供だな…。とか思いながらも、私は手を引く。

そういえば、私が及川パイセンのサーブに当たった時は、松川パイセンが連れてってくれたんだっけ。

今は恩返しみたいな感じかな。



『失礼しまーす。』



中に入ると、また先生はいなかった。何やっているんだあの先生！

机の上に、メモ用紙が貼ってあった。「職員会議ナウ。」ってあの先生いくつだよ！！

見た目３０代だろ…そんなもんか？

そんなことどうでもいいわ！



『松川パイセン…ん！？』


「あー…涼し…。」



保健室にある冷蔵庫に、顔を突っ込んでいる。てか先生いなくって正解！



『松川パイセン、だめです！』


「えー…涼しいのに…。」


『氷あげるから！あげるからベットで寝てください！』



この人風邪引くとめんどくさい！！



「俺的には…さ。」



すると、壁の方にどんどん歩いていくって私巻き込んでます！

そして、ドン！と音がして、私は驚いて目を反射的につむった。

…あれ、暗い…。



「お前が、俺のことを冷ましてくれると…嬉しいんだけどなぁ。」


『！？！？』



これは…女子が憧れるという…壁ドンですか！？

てかやっぱりこの人でかい！くらい！近い！！



『あ、えっと…。』


「怯えちゃって…かわいー。」


『ヒッ。』



この人…松川パイセンのようで松川パイセンじゃない！

鼻息荒い、顔火照ってる、悪い顔してる！こいつマジでヤバい！警察呼ばないとやばい！



「なぁ…。」



だ、誰か助けて…！



　



　


　





　



　

　


　









　

…ん？なんか、肩が重い…。



『松川パイセン！？』



私の肩で、松川パイセンが死んでいる。死ぬな！！



『ちょ、ベットベット…！』



男の人って体重重い…！しかもでかい…！



『よい、っしょ…。』



布団をかけて、氷水を作り、タオルを絞っておでこに乗っけた。

にしても…。



＿＿＿「お前が、俺のことを冷ましてくれると…嬉しいんだけどなぁ。」


『！いかん、何考えていやがる私！』



ちょい、あれは風邪引いてる松川パイセンだし！

は！？なんなんだしもう！！

＿＿＿＿＿＿


壁ドンリクも消化した…ふぅ。(無理矢理感)

コメント貰って私も見たんですが、この…壁ドンリクのやつ壁ドングリに見えません？

２部が今度始まるらしいよ。→←あっっっっっっっっっっっっっっつ！！！((

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