体育館裏で愚痴をぶちまける。２【青葉城西】

金らいちと岩いじゅみしゃん。 ページ29

「ナイッサー！！」


「ブロック２枚！！」



皆が練習をしている間、私は見ているだけではだめだと思い、タオルをたたむ。



「チビAちゃん、別に手伝わなくっていいよ？」


『で、でも動きたいから！タオルぐらいは一人でたためま…たためるよ！』



こんな小さい子が敬語使ったら変だよな。



「そう？でも無理しないでね。」


『はーい！…はぁ。』



及川パイセンが行ったことを確認する。

やっぱりこの体だとタオルでかく見える。

あ、そろそろ時間か。



『休憩でーしゅ！』


「…なんでAちゃんが知っているんだ？」



まっずい！いつもの癖で！



『さっき、まちゅ川に教えてもらった！』


「なんで呼び捨てなんだよ。」


『ドリンクはいっ！』



しょうがないだろ！！敬語使ったらなんか変じゃない！？松川パイセンの親戚めっちゃ厳しい家庭ですみたいな感じになるじゃん！



『はにゃ巻はいっ！』


「…ありがとう。」



納得いかないだろうけど耐えてくれ！私も嫌だ！

やっぱりおごらないとダメかな…。



『国見も、金らいちも！』


「ありがとう。」


「あざっす！」



金らいち…。地味に言えないのがつらいです。



「いいかAちゃん、とーるお兄ちゃんじゃなくって及川でいい。」


『はーい！』


「チビAちゃんそこは元気に返事しなくっていいから！」


『岩いじゅみしゃんはい！』


「何で岩ちゃんだけさん付け！？」



無理です私には岩泉先輩を呼び捨てすることはできない！



「おう、ありがとうな。A。」



そう言って頭を撫でてくれた。

絶対この人子供にももてるんでしょうね！かーっ！！

結果、岩泉先輩は誰から見てもきっとイケメソ。

頭ポンポンって！！→←どんどん来る人たち。

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