体育館裏で愚痴をぶちまける。２【青葉城西】

岩泉先輩と国見んに担がれる…ってまたかよ！！ ページ20

山中がいなくなって清々したけど、逆にバレー部がうざいです。



『松川パイセンドリンクどうぞ。』


「おうありがとう。今日は俺が担いでやるよ。」


『いえ結構です！』


「てかさ、岩泉って力持ちだよな。」



…いやな予感するんだけど。



「ちょっと担いでくれない？」


『嫌だって！何で私担がれる確定！？』



休憩中デショ今！そんな元気あるわけないでしょ！



「別にいいけど。」


『岩泉先輩冗談だって言って！！』


「はーいはいはい、Aは黙ってね。」


『やめろっつってんのが聞こえなんですかね！？』



腰を掴まれて、肩に持って行かれた。

岩泉先輩背はでかくないけど逆にそんな軽々持ち上げんの怖いんですけど！？



『ああああああ誰か助けてええええ！！』


「またやられているよA先輩。」


「国見、あれ助けなくっていいのか？」


「ああいいんだよ。そういう人だから。」


『聞こえてんぞくにみそおおおおおおお！！！』



岩泉先輩は「軽いな。」とか言いながら振り回すのやめてくれません！？



「良いぞ岩泉ー。そのままぐるぐるまわれー。」


『花巻パイセンまじでブチ転がす！！！』



そのままぐるぐる回る岩泉先輩。てかなんでこの人そのまま言われた通りにやるの！？



『き、気持ち悪い…。』


「あ、悪い。」


「Aちゃんって、やっぱり絶叫系とか無理な感じか。」


『む、無理です…。』


「はーい、じゃあA担ぎたい人ー。」


『松川パイセンもヤメテ！！！』


「じゃあ俺が。」



手を挙げたのは国見ん。は？



『裏切り者！！』


「いや、楽しそうだったので。」


『お前のその腕じゃあ無理だよ私持ち上がんない。』


「それは分かんないじゃないですか。てか背負った時軽かったですし。」


『うんそっか。でも背負うだけでいいからぎゃああああああ！！！』



休憩嫌い。

マジ許すマジ！！！→←いつも通りに。

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