体育館裏で愚痴をぶちまける。７【青葉城西】

常に戦う存在。 ページ44

金田一君が取り、２６対２６。

来た。及川パイセンのサーブ。

物凄い音を立てて打ったスパイクは、西谷君の方に行く。

だけど、及川パイセンの威力最強サーブは止められない。いやもうこれスパイクでしょ。



「「サッこおおおおおい！！」」


「「ナイッサアアアア！！」」



及川パイセンのサーブ２回目。これは澤村パイセンの真正面。



『金田一、ダイレクトぉ！！』



落とすが、これは田中君にとられる。



「影山！！」


「旭！」


「旭さん！」



エースの協力スパイク。クロス側を閉めて、花巻パイセンがレシーブであげる。



「「ナイスレシーブ！！」」


『行け！皆あああ！！』



思わずガタリ立ってしまう。



全員が上がっていき、そして、後ろから岩泉先輩が上がっていく。

バックアタックで、ブロック無視のスパイクが決まり、ホイッスルが鳴った。



「「っしゃあああああ！！！」」



２８対２６。青葉城西が第二セットをとった。



『良かった…！ナイスだ…！あぁもうまじで…！』



おいおい私の語彙力どこ行った！でも本当に良かった。

これで第３セット…フルセットで戦える。

青葉城西と烏野は、常にフルセットで戦う存在。

大丈夫だ、いける。私は信じるから。




　
　




　





　







「耳にタコだろうが、サーブは強気で。むこうの１０番に多少決められるのは仕方ない。絞って拾う。」


「「はい！！」」



監督はニコリと微笑み、「お前たちは、強いよ。」といった。

最後の円陣を組む時、私はにっこりとみていた。



「ほら、A。」


『…いいんですか。』


「当たり前でしょ、チームなんだから。」


『！…そうですね。』



汗臭いとか気にしないや。身長差が激しいからなんか変だとか気にしないや。

円に入り、私は松川パイセンと国見んの間に入った。



「行くぞ！」


「「オェーイ！」」



最終セットが、始まる。






　









To be continued＿。

おおおおおおおい！！続編なの！？→←なんなのだ山口君！

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