体育館裏で愚痴をぶちまける。７【青葉城西】

松川パイセンも、京谷君も怖いんだけど！ ページ38

金田一君のサーブ。その後、影山君が日向君にトスをする。

移動攻撃だ。松川パイセンが動き始める。



『！』



ゾクリと来た。クロスを閉めたのだ。

もちろん打てるわけない。ストレートの先には、金田一君の真正面レシーブ。

でた、松川パイセンの威圧ェ…。

あれ捕まるとめんどくさいんだよな。

国見んがカウンターで、一点を取った。



「上手い事コース絞れば拾えるな。」


「俺も次やってみます！」


「まっつん怖えっ。」



うん、松川パイセンのプレッシャーは怖いから…。私もトラウマだわ。




　





　








及川パイセンの強気のサーブだったけどアウトになり、烏野がセットポイントを取る。

大丈夫だ、ここで切り替えていけば…。

と思っていると、まさかのここで選手交代になった。ここで！？

変わったのは…。



『！京谷君！』



国見んの代わりに入ったのは、京谷君だった。

おぉ、イライラ発散できるな！



『京谷君、焦んなよ！岩泉先輩ナイッサー！』



京谷君がこっちをチラッと見て、コクリとうなずく。

岩泉先輩のサーブはまた澤村先輩にとられる。

澤村先輩さえいなければ、烏野の守備はガタガタになるんだけどな…！

田中君のスパイクを、金田一君がワンチにし、チャンスボールになった。



「チャンスボール！」


「オーライ！！」



及川パイセンのトス。金田一君かと思えば、後ろから京谷君が来る。



『！』


「危ねっ！」



溝口コーチが立ち上がる。

京谷君が打ったスパイク。久しぶりに見たけど、それはとてもかっこいいもので、まさに最初にふさわしいものなのだけども。

それはアウトになった。



『嘘だろ！！』



第一セットは、烏野にとられた。

京谷め！テメエ許さんぞ！→←花巻パイセン大活躍！！

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