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story*18 ページ20

‐浅野side‐


Aと磯貝の後ろ姿を見ながら歩く。

二人は幸せそうに笑っていて、誰もいないから話し声も時々聞こえてくる。


磯貝「知ってると思うけど、俺等かなり本気で学年一位もしくは50位以内を狙ってるから」
「悠馬くんならきっと大丈夫だよ!」


と言ってAは磯貝を腕に抱き付く。

磯貝は反対の手でAの頭を撫でた。
Aは目を細めて、磯貝はそんなAを愛おしそうに微笑んで見ていた。


分かってる。

二人は付き合っていて、愛し合ってる。
普通にお似合いなのも。

分かってるさ。


でも二人を見れば見るほど、Aと居れば居るほど、Aを好きになっていく。



これは勇気の無かった僕の自業自得。

一歩を踏み出していたら、この未来が変わっていたかもしれない。


でもそしたらAのあの顔は、見れなかったのかもしれない………



「今度いつ悠馬くんの家にお邪魔できそう?」
磯貝「ん〜?いつだろうな…何でだ?」
「悠馬くんのお母さんにこれでお礼言わないとだからね!」


とネックレスを見せながら笑って言っていた。


分かってた事じゃないか。

なのに今更………



僕はもう二人を見ていられなくて道を曲がった。

遠回りだけど帰れない訳じゃない。



浅野「予想、はしてた………」


全部。
これの予想はしていた。

でも、



浅野「予想より現実は辛いな…………」


胸が締め付けられる様に苦しい。
胸が何かで刺されたように痛い。


シャツを握っても治まらない。



浅野「馬鹿は僕の方だな……」


星で埋め尽くされる空に向かって呟いた。

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設定タグ:暗殺教室 , 磯貝悠馬 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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猫大好き - 磯貝君好きです! (2022年4月21日 17時) (レス) id: d3f6c8ef80 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ@ - 面白かったです! (2017年5月3日 11時) (レス) id: 050378d196 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 苺姫さん» えっと…私がですか……? (2015年9月7日 12時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
苺姫 - イメ画書いてください!! (2015年9月7日 9時) (レス) id: 6f0a98566f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ススキさん» すみません…『は』でなく『を』でした……『を』を押した筈が『は』って変換してしまったみたいですね…すぐ修正します!本当にすみませんでした! (2015年7月21日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年7月16日 0時

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