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story*15 ページ17

‐浅野side‐


馬鹿なのは僕だ。


浅野「Aの後を追ってくる」
瀬尾「は?」
浅野「もう暗くなってるからな。Aを一人で帰らせる訳にはいかないだろう」


と言って教科書とノート。ペンケースを鞄に詰めて鞄を持って教室を出る。


自分に呆れる。

素直になれない自分が憎い。



浅野「でもまさか泣かれるとまでは………」

そんなこと想定していなかった。
いや想定しなかった僕が馬鹿なんだが。

いつも笑ってるといえどAだって一人の女な訳で、あれだけの暴言に近いことを言えば傷付くに決まってる。


謝らないと。
Aに許してもらえるまで。



ふと昇降口が見えて、そこに居たのはAと磯貝。

まだ居たのか。


二人は抱き合っていて少しすると磯貝から離した。

磯貝はAに手を差し出していて、Aにその手を掴んだ。


はぁ。
僕が焦って来た意味も理由もないじゃないか。



学校内にはもう僕達と教師以外は居ないからか、磯貝とAは堂々と歩いていた。
Aは磯貝を見て笑って話していた。

二人の後ろ姿を見てズキズキと胸が痛む。



あれ、

浅野「可笑しいな…」

諦めた筈なのに。


あぁ。そうか。


浅野「出遅れしたんだ…」


僕は。
全て。



Aに対する気持ちに気付くのが遅すぎた。

気付いても認めることができなくて、ようやく認めれた頃にはAは磯貝を見ていた。


とっとと認めて、とっとと気持ちを伝えてればよかった。



素直になれない自分が憎い。

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設定タグ:暗殺教室 , 磯貝悠馬 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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猫大好き - 磯貝君好きです! (2022年4月21日 17時) (レス) id: d3f6c8ef80 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ@ - 面白かったです! (2017年5月3日 11時) (レス) id: 050378d196 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 苺姫さん» えっと…私がですか……? (2015年9月7日 12時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
苺姫 - イメ画書いてください!! (2015年9月7日 9時) (レス) id: 6f0a98566f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ススキさん» すみません…『は』でなく『を』でした……『を』を押した筈が『は』って変換してしまったみたいですね…すぐ修正します!本当にすみませんでした! (2015年7月21日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年7月16日 0時

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