story*12 ページ14
「あやまらなひほん(あやまらないもん)」
浅野「何を言っているんだ。理解不能だな」
確信犯め……
学秀くんを睨む。
浅野「僕は僕なりに頑張ってるつもりだ。抜かれることなんてない」
学秀くんはやっと離してくれて、頬っぺたを擦りながら、
「頑張っても圧倒的な才能の下では無駄なんだよ?」
浅野「赤羽に才能があるとでも?」
「それは分からないけど、人は誰しも才能がある。それが上手く使えてるか、使えてないかってだけなんだよ。
努力は他人が決めるものであって、自分で決める事じゃない。でもその人が頑張ったと感じたらそれでいい。
努力が全てじゃない。頑張ればそれでいいの。
諦めずにもがく。
それも一つの才能じゃないかな」
と言えば皆は驚いた顔で私を見た。
瀬尾「Aがまともな事言ったぞ……」
小山「あのAがな………」
荒木「明日季節外れの雪かもしれないね…」
「ちょっと〜皆してなにさ!かなりいいこと言ったじゃん!」
皆少し私を馬鹿にし過ぎ。
これでもさっき言ったように、2位なんですけど!!
榊原「まるでE組に向けてるような言い方だね」
「へへへ……やっぱりバレちゃった?主に悠馬くんだけど、悠馬くんのクラスの皆に向けてる言葉だもん」
と笑う。
榊原「どうやら君の彼氏は独占欲が強いらしいね」
「え?そう、なのかな……?よく分からないや」
浅野「僕は分かるけどね。磯貝の気持ちは」
と興味無さそうな顔をして、ノートにペンを走らせていた。
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猫大好き - 磯貝君好きです! (2022年4月21日 17時) (レス) id: d3f6c8ef80 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ@ - 面白かったです! (2017年5月3日 11時) (レス) id: 050378d196 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 苺姫さん» えっと…私がですか……? (2015年9月7日 12時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
苺姫 - イメ画書いてください!! (2015年9月7日 9時) (レス) id: 6f0a98566f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ススキさん» すみません…『は』でなく『を』でした……『を』を押した筈が『は』って変換してしまったみたいですね…すぐ修正します!本当にすみませんでした! (2015年7月21日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年7月16日 0時