story*9 ページ11
磯貝「待てって!」
グイッと悠馬くんに引かれてバランスを取り切れなくて転ぶ。
「わわっ…!」
次に来る衝撃に構えても全然衝撃なんかなくて、寧ろ温かい。
恐る恐る目を開ければ悠馬くんの顔がすぐ上にあって、お腹の辺り見ると悠馬くんの腕が巻き付いていて、今の体勢をよく思い知らさせる。
悠馬くんの座っていた椅子に座っていて、悠馬くんに後ろから抱き締められている。
現状を把握して顔が熱くなる。
「えっ、あの………えっ!?」
ドキドキし過ぎて頭が正常に動かない。
磯貝「頼むから、そんな怯えるなよ……」
悠馬くんは悲しそうな声で囁いた。
耳に悠馬くんの息がかかってくすぐったい…
神崎「怖がらせちゃったらごめんね…柳葉さんがそこまで怯えるとは思わなかったの……」
と悠馬くんと一緒に来ていた人が謝ってくる。
なんで謝るのか分からない。
「いや…謝らなくていいよ。びっくりしちゃって……」
と笑う。
磯貝「Aが離れたら俺………」
と耳元で言ってくる。
くすぐったさと恥ずかしさで、どうしたらいいか分からない。
少し戸惑ってると学秀くんが来て、
浅野「A。これから教えていた僕等だけで勉強会を開くから今すぐ来い」
と後ろの悠馬くんを少し睨み付けながら言った。
浅野「と言うことだ。Aを離せ。E組」
磯貝「………」
浅野「だいたいE組が何故Aに触れている」
磯貝「………」
悠馬くんは腕に力を入れてくる。
浅野「Aの成績に影響するぞ、それでもいいのか?」
と学秀くんが言うと悠馬くんは悔しそうな顔をして私を放した。
すると学秀くんに引っ張られて立つ。
浅野「E組。勘違いするな。Aは優しいからお前達の相手をしていただけだ。それ以外に情はない」
と学秀くんが言えば周りの生徒は納得した顔をした。
「ごめんね……」
学秀くんの言葉は冷たいけど、協力してくれてる。
悠馬くんと私が付き合ってるのを秘密にする事に。
私は学秀くんに着いていった。
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猫大好き - 磯貝君好きです! (2022年4月21日 17時) (レス) id: d3f6c8ef80 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ@ - 面白かったです! (2017年5月3日 11時) (レス) id: 050378d196 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 苺姫さん» えっと…私がですか……? (2015年9月7日 12時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
苺姫 - イメ画書いてください!! (2015年9月7日 9時) (レス) id: 6f0a98566f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ススキさん» すみません…『は』でなく『を』でした……『を』を押した筈が『は』って変換してしまったみたいですね…すぐ修正します!本当にすみませんでした! (2015年7月21日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年7月16日 0時