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扉を開けても、まためいっぱいの花が飛び込んでくる。
その中のベンチに、待ち合わせをした人物が、すやすやと寝息を立てて寝ていた
「凛月。僕だよ、起きて」
囁いただけなのに。
凛月はびくっとはね起きた
「みーちゃん、出てこれたの？」
「うん、英は多分もう行った。今日は生徒会のお仕事があるって言ってたから、夕方まで来ないよ」
「そっか♪ じゃあ今日はいつもより長くいれるね〜」
嬉しそうに抱きついてくる凛月。そっと抱きしめ返すとみーちゃん大好き…と漏らす
この時間が数少ない癒しだったりする
「じゃあ今日は行きたくないけど、兄者のとこに連れてってあげる」
「零かぁ。何日ぶりだろ、全然会えてないなぁ」
「ほんと毎日うるさいよ…、AAって。根掘り葉掘り聞いてくるし」
「なんか、零がごめんね」
「いーの、みーちゃんは謝んなくていいの！ 全部エッちゃんのせいなんだから」
その言葉にまた小さくごめんと呟いた
「俺、これでも一応騎士だからね。みーちゃんが困っているときは絶対助けてあげる」
「ありがとう、凛月。嬉しいよ」
その言葉に満足しなかったのか、凛月はわざとらしく跪いて、僕の手を取る
「貴方に忠誠を誓います。この身に変えても、貴方を守る盾となりましょう」
軽く手の甲にキスされる
「健やかなる時も病める時も、俺はみーちゃんのそばにいるよ。」
「なんだか、結婚式みたいだね」
「みーちゃんとなら結婚してもいいんだけど、兄者とかほかの人達がうるさそうだから今はやめとく。」
「英が黙ってないだろうねえ」
笑いながら廊下を歩く
ふと、凛月の方を見ると、凛月はなんだか遠くを見ているようだった。
「ねえ凛月？」
話しかけてみる
「ん？」
ずっと前から言いたかったこと
「凛月は、初めてあった時からかっこいい立派な騎士だったよ」
「…！！！ …みーちゃん、それ本当？」
「ふふ、本当だよ」
あの日、あの時、凛月が見つけてくれなければ、僕はこんなふうに脱走することも叶わなかったろうに。
自由で、いつも眠たげな騎士様のおかげ
。
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ウル(プロフ) - 初コメ失礼します！とっても好きです！更新再開を楽しみに待ってます！ (2019年8月11日 11時) (
レス) id: 382f8257e4 (このIDを非表示/違反報告)
みといそ(プロフ) - ペケさん» コメントありがとうございます！ 英智絡みの小説って、案外少ない気がするのは私だけでしょうか…。私も好きなので、ハッピーエンドに繋がるように頑張っていきたいです (2017年10月26日 21時) (レス) id: 2308568fb0 (このIDを非表示/違反報告)
ペケ - 何気に英智好きだからありがたい。底を突けばちょっと怖い考えもっただけの子だもの…。これからが楽しみです! (2017年10月22日 18時) (レス) id: f8ec8e34b8 (このIDを非表示/違反報告)
みといそ(プロフ) - 152339さん» あんスタです！あんスタです！ありがとうございます！重大な欠陥でしたね…。すぐに直しておきます！教えてくださってありがとうございます；； (2017年10月18日 21時) (レス) id: 2308568fb0 (このIDを非表示/違反報告)
152339(プロフ) - あんスタの話ですよね？名前が刀剣乱舞の話しみたいになっているので変更しておいてください。あと、この小説とっても面白いです！ (2017年10月18日 19時) (レス) id: bd1f071c6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みといそ | 作成日時：2017年10月15日 22時
