【マ○】最強☆無敗の外交官様！【男主】 (ページ5)

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▽外交官様は溺愛されているページ5

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「お迎えに行けなくてすみませんでした…！」

申し訳なさそうにする天使を思わずシンドバットは抱きしめてしまった

「いいんだよ、俺はAがそこにいてくれるだけでいいんだから」

「シンドバット様…」

ご無事で何よりです…

Aはシンドバットをぎゅっと抱き締め返した。その瞳には微かに涙が潤んでいた。

「こんな傷までされて…。シンが傷ついているというのに僕は何も出来なくて不甲斐ないばかりです…」

Aは頬にある、大きな打撃跡を見つめた

「あ、それは…」

シンドバットは苦笑いした

「それはジャーファルにやられたんだよ。ジャーファルはAのこととなるとほんと手加減しないからな…」

その時だった

「手加減なくてすみませんね」

「！！！じゃ、ジャーファル！いや、その、き、奇遇だなあ！」

「10分くらい横になってて頂けませんかね！！」

「グハッ」

「シン！？」

振り向くと、そこには真っ黒い笑みを浮かべたジャーファルがいた。

暗器が見事に鳩尾にヒットし、シンドバットは床に付して動かなくなった。

「邪魔者はいなくなりました。A、私とお茶をしませんか？いい茶葉が手に入ったんです。」

先程とはうって変わって満面の笑みで誘うジャーファル

「…あの、ジャーファルさん、それはすごく嬉しいんですが……」

Aが目を向けた先には大量の書類の山

「まだたくさん仕事が残ってるんです…」

俯くA。
ジャーファルは叱られるかと震えているAの頭を優しく撫でた

「わかりました。じゃあ終わったらお茶をしましょうね｣

「…はい」

「怒りなんてしませんよ。たくさん仕事があるということは、Aが頼られている証拠ですから。」

「ジャーファルさん…！」

「ただ、私ももう限界なので終わったらすぐに来てくださいね。待ってますから」

「もちろんです！(ジャーファルさん、きっと相当お疲れなんだなぁ)」

そう言って遠くを見つめたジャーファルに、Aは何回も首を振った。
ジャーファルは気絶しているシンドバットを引きずって部屋から出ていった。

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