【刀剣乱舞】光忠兄弟の唯一【男主】 (ページ9)

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撃破ページ9

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Aの抵抗が幸をなし、六振りによって次々と撃破される歴史敢行軍。

最後に残ったのは一際大きく、禍々しい大太刀。
こいつはAの霊力をもってしても、動きを止めることが出来ず、その敵は、目を爛々に輝かせて、こちらに今にも襲いかかろうとしていた。

燭台切の一太刀を皮切りに、六振りは最後の敵と相対する。

「光忠が一振、参る！」

燭台切の大きな斬撃が敵を切り裂く。
大振りな攻撃は大太刀の動きを止める。

「お覚悟！」

その隙に、突き刺すように繰り出された一期の一撃。
大太刀はそれを後ろに後退して交わすと、小さな平野に狙いを定め、その命を屠ろうとした。

「遅いです！」

が、平野の機動で難なく交わされ、代わりに入れられた小さな傷跡に大太刀は激昂して大きな唸り声を上げる。

「うるさいぞ、悪鬼め。討ち滅ぼしてくれる」

すかさず鬼丸国綱の重厚な一撃。
打撃を受けた大太刀は、姿勢を低くして切り返しにかかる。
その刃を福島が大きく打ち払い、実休へと繋げる。

「実休、討ち取れ！」

その声に実休は頷く。

「まともに受けたら、刃こぼれするよ」

かつて魔王が奮ったその刃は、大太刀を薙ぎ払い、真っ二つに切り裂いた。

◇