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そのまま私の話を最後まで聞いてくれた２人は、私以上に深いため息をつく。
「なんか、わかんなくなってきた。」
って、みっくんも頭を抱えてしまう。
「ニカはAちゃんのことが好きなんだと思ってたけど、もしかしたら薫さんのことを徐々に意識し始めてるとか？」
横尾さんまで、
「ほんとにあいつ、自分が誰を好きなのか、わかってないのかも。」
なんて溜息をつく。
もうお手上げなんだって、私も。
そんな話をしていたら、ガチャリとレストランのドアが開く音がして、高嗣がひょこっと顔を覗かせてきた。
「やっぱ、ここか。」
って、不貞腐れた顔をして、私の隣にストンと座ってしまう。
「これ、うちの親がAに持ってけって。」
そう言われて渡された茶封筒を見て、なんとなくもう、中身がわかってしまう。
どうせ、お見合い写真でしょ？
みっくんも横尾さんも、複雑な表情で私たちの様子を窺ってるし。
「何これ。」
って、高嗣がテーブルに積まれたお見合い写真に手を伸ばす。
「お見合い写真だって。」
みっくんにそう言われて、高嗣は無言で驚いてる。
片っ端から写真を見て行きながら、
「は？何この人。
おじさんじゃん！」
って、横尾さんと同じところで怒ってるし。
「しかも子持ちだって。」
みっくんのその言葉に、高嗣はますます怒り出す。
「いくらAのことを島から出したくないからってさー、やり過ぎじゃない？」
「でも、高嗣が持ってきたこの封筒の中身も、きっとお見合い写真だよ？」
高嗣は封筒の中身を取り出して、溜息をつく。
でも、写真館のアルバムに入ったそのお見合い写真の人は、意外に若くてそこそこイケメンで。
みっくんと横尾さんもその写真を見て、
「今までの中で、一番のヒットじゃない？」
なんて言ってくる。
同封の釣書には、隣町の町役場に勤務してる２５歳ってことも書かれてあり、
「公務員か…。
悪くないかも。」
って、横尾さんまでもが身を乗り出してしまう。
「Aはお見合いなんかしなくていいって！」
急に高嗣が大声をだすから、３人とも驚いて動きが止まる。
「この話、全部俺が断って来るから。」
って、テーブルの上の見合い写真をかき集めてる高嗣の手を、横尾さんが止めた。
「ニカにそんな権利、なくない？」
その言葉に、横尾さん以外のメンバーは、一気にフリーズする。
「ニカは一体、誰が好きなわけ？」
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わかめ(プロフ) - ライラさん» まさかのみっくんの、「ごめんガチで早く寝て」でキュン死にしてもらえるとは!!!感無量です、ありがとうございます(*^-^*) (2016年11月6日 23時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - ごめんガチで早く寝てくんね？のみっくんにキュン死に〜( *´艸)ちょこちょこでてくるみっくんにやられっぱなしです(*｀▽´*) (2016年11月6日 18時) (レス) id: db3aa51c9f (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - はるかさん» 高嗣さん、ちょっと今までない強引ぶりを出してみました。つか、こんな高嗣さんが見てみたいという願望からｗｗｗ高嗣はやる時にはやる男です(*^-^*) (2016年11月6日 17時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - はぁ、ヤバイヤバイ高嗣がステキすぎる。いい男すぎる。ここのところドキドキしっぱなしです。恋愛偏差値70ってすごいね。高嗣にはその素質があったんだよ、きっと…。主人公ちゃんが開眼させたのね。ふふふ(*^^*) 続き楽しみです。 (2016年11月5日 16時) (レス) id: 82790df662 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - まなさん» 邪魔させちゃいましたーwww毎日しつこく更新してるのに、読んでいただいてありがたいです(´∇｀)これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2016年11月4日 0時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2016年10月13日 0時
