石のつまった部屋★O.S (ページ11)

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A「まず、クライアントさんの知り合いが美術館を営んでいると。

ですが、その美術館の物が1個割れて、代わりに偽物を作って展示した。

そのことはどこからも漏れていなかったはずが、漏れていたらしく、

「バラされたくなかったら、偽物を持ってこい」という脅迫状が送られた。

その文章は、新聞の文字を切り取っていたの物で、最後の文には、

「代わりに本物を渡す」と書いてあった。

美術館の店長本人は、この仕業をやった人の見当がついていて、

その人は毎日開店時間から閉店時間まで、パールという石を見ている」

…

A「合ってますよね？」

えっ。

O「あっ、はい…」

いきなり振られたからビックリした…

○○「で？イタズラって事なんでしょ？」

A「いえ、イタズラって事は考えにくいかもしれないですね」

やっぱり…

A「毎日美術館に来ている人がどういう人なのかによって、

また変わってきますね…」

そうなんだ…

○○「証拠が無いと警察だって単なるイタズラだって思っちゃうのよ？」

A「美術館に毎日来ている人っていうのは、一体どういう人なんでしょう

全く予想がつきませんね…」

そうだよね…

○○「結局、イタズラなんでしょ？そうと言ってよ、お願いだから！」

A「わかりません」

…え？

○○「はぁ？」

A「また違う発想が必要なのかもしれない…」