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「チーノ来たか。じゃあ、俺は帰るで。」
シャオちゃんは笑顔で教室を出て行った。
「A帰ろうぜ。」
「うん、帰ろうか。」
シャオちゃんのことを話すべきかすごく悩む。
どうしよう。
「Aどうしたん？なんか元気あらへんな。」
「・・・実は」
話さなかったら心配かけるかもしれないし、長いこと一緒にいるチーノにはばれてしまうかもしれないから正直に話した。
「A、シャオロンとはできるだけ二人にならんといてな。」
「う、うん。できるだけ頑張るよ。」
今日の帰り道はしんみりした感じだった。
「じゃあ、またあしｔ」
いきなり抱きしめられた。
「・・・。」
「・・・。」
しばらくそのままで、ゆっくり離された。
「じゃあな。」
何事もなかったかのように手を振って帰っていった。
☕
最近、チーノと一緒にいれないことが増えた。
お互い忙しいのだ。
「A、今度一回目のデートに行った映画館行かへん？」
「うん。予定があったら行こうね！」
久しぶりのデートの話に自然と心が弾む。
予定が決まった。
今週の土曜日に映画館に行くことになった。
今から久しぶりのデートが楽しみで仕方ない。
服なにを着ていこうか悩んだり、少しメイクも頑張ろう、と付き合いたての頃のように張り切っている。
あっ、シャオちゃんからメールだ。
『チーノのこと恨まないでやってな』
ん？どういうことだろうか。
デート当日
「チーノお待たせ。」
時間前だが私より早く来ていたチーノに声をかけた。
「おう。じゃあ行くか。」
やっぱり私服のチーノもかっこいいなと思いながら歩いた。
二人で今回は恋愛系の映画を見た。
私は最後泣いてしまっていた。
二人でしばらくデートを楽しんで、家の前までついた。
「話があるんやが、ええか？」
「うん、いいよ。」
「A、俺たち もう終わりにしよう。」
「へ！？どうして！？」
「こいつ付き合ってる気でおったで。」
ひどい・・・。
私の頬を涙がつたった。
酷いと思うけど、チーノを嫌いになることはできなかった。
なんで？なんで、そんな今にも泣きだしそうな顔してるの？
END
〜プチあとがき〜
いや〜今回、Badend的なので書かせてもらいました。
最後、理由とかを入れず終わらせてもらいました。分からない所がBadend感出せるかなと思いまして。
カットが多いのと会話が少ないの許してー。
文が変で意味わかんねっていう人いると思います。すいません。
好きだった君が変わっちまった！→←こいつ付き合ってる気でおったで
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作者名：抹茶タヌキ | 作成日時：2020年8月4日 22時
