あなたとの身長差 .*･ﾟ2nd.ﾟ･*.

看病 #14 石川祐希 ページ1

「あーー…ｺﾞﾎｯ ｺﾞﾎｯ」






『(わーつらそうだな､､､)大丈夫？』






「んーん。大丈夫大丈夫」






『聞いといてあれだけど､大丈夫じゃないよね…
ちょっとでもなんか食べれそう？』






「うん。卵のお粥がいい」






『分かった、ちょっとまってて？』






「あ、A待って」






『ん？』






「来て」






『…ん、どうした？』(ベットの縁に座る)






「…いかないで。」






『(ﾄﾞｷｯ)…でも、そしたらお粥作れない』






「すぐ来る？」






『うん。すぐ来るからちょっとだけ待てる？』






「…うん。ｺﾞﾎｯ ｺﾞﾎｯ」






いっつも元気な声で呼ぶのに、風邪のせいで






小さくて力のない声。心配だけど、






なんかかわいいなぁ…←おい。






『祐希ー…できたよ、ちょっと起きれる？』






「…(起き上がる)」






『はい、あーん』





「あーん…うん。美味しい」





『よかったよかった(笑)』





こんな時でもちゃんと美味しいって
　 言ってくれるんだなー





結局全部食べてくれて、薬を飲ませてから






『うん。これでよしと。じゃあゆっくり寝て！
　 ちゃんと休んでください！！』





「うん…」






なんかﾊﾟｯとしない返事だなーとおもって
どうしたの？って聞いてみると






「Aいつもと違う。お母さんみたい」






『なにそれ(笑)じゃあ今日はお母さんしよっか？』






「ふふっ いいよそんなことしなくて」






『そう？(笑)』






「A」






『ん？』






「ギューしたい」






『…いいよ？』






「やったぁ」

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