一時 ページ9
？「.......ｯは...ぃ....。
えとあの.....
ｯｯ全ｯ然断ってくれていいんですけど！！！
その....連絡先とか..教えて頂けたり..ｯｯあ！」
"まずは名前ですよね！！すみません！！！！！"
一人で会話をしているような様子に、
少し笑ってしまう。
『ふふ笑』
？「あ！や！名前も嫌だったらいいんですけど！」
『A。....Aです。笑』
斎「......っぇぁ.........Aさん！
えと..僕は...
あの、時間があればでいいんですけど、
お礼がしたくて...。
三時なんで人もいっぱいいるんですけど、
良かったら浅草寺付近、案内します！！僕！！」
普段なら、
初対面の男性の誘いなんて受けようとも思わないけど
『.....ありがとうございます。
ちょっと見てみたい...です。』
何故だか、少し一緒にいたい。
そう思ってしまった。
『.....ごめんね、本当に良かったの？
出店のお金.....。
それにこんなに綺麗な着物だって...』
斎「うん。気にしないで！
両親も、君にすごく感謝していたから。
....もちろん僕も。」
名前の後に年齢を聞くと、
斎が私と同い年であることを知った。
斎の誘いを受けたあとは、
着物屋さんにぐいぐいと引っ張られて、
話を聞いたであろう斎のお母さんに
着物やら簪やらを飾り付けられた。
お寺の周りに売っていた
いちご飴やお煎餅のお金も斎が全部払ってしまって。
斎「また、会えるかな」
寺付近を回りつくした後、
制服が包まれた布を私に持たせながら斎が言う。
眉が下がって、子供みたいな顔をする。
『....うん。また来たい 』
？「斎ぃ〜！！やれやれぇ〜！！」
斎「うるｯｯさい！伊織！！」
影から覗いていた男の子が走って逃げていく。
お寺の近くに住んでいると、
近所の人との関わりが深いのかな。
『じゃあ、またね』
斎「うん、気をつけて！」
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花怜?ゃ?(プロフ) - 心臓発作で何回か多分死んだと思います。結構真面目に。 (9月28日 23時) (
レス) @page50 id: 9817e1bb68 (このIDを非表示/違反報告)
おお - この作品マジで良すぎる (9月6日 15時) (レス) id: f8eccd899a (このIDを非表示/違反報告)
学校ダルいぜ - さ、最高すぎるﾔﾊﾞｰｲ (5月23日 19時) (レス) @page50 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
より - なんですか…最高すぎます… (2022年8月9日 10時) (レス) @page49 id: a4b87ae2ae (このIDを非表示/違反報告)
m(*_ _)m - この感じで日常的な続き読みたいなと思いました……この作品大好きでず…… (2022年7月13日 12時) (レス) @page50 id: 80a9551d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小石
| 作成日時：2022年7月5日 23時
