所以 ページ47
『......私が乙骨のこと....好きだから』
乙「好き？
好きってだけで
そんなに僕のことを考えちゃうものなの？」
..........徹底していて、こういうところは嫌いだ。
『.....だから....ｯあいしてる....からだとｵﾓｲﾏｽ.......』
恥ずかしくて、語尾が弱くなる。
乙「そっか、愛してるの？
＿＿＿＿ 誰を？」
......それ言ったのに。
ちゃんと逃げずに言わないと、
許してくれないつもりなのか。
『..........乙骨のこと...愛してる.....
から忘れられなくて＿＿ 』
乙「ダメだよ。ちゃんと僕の目を見て言って。」
両手でぐっと頬を包まれる。
乙骨の黒い瞳と目が合ってしまって、
心臓が速くなって、おかしくなる。
『ｯねぇもうやだほんとに....』
乙「がんばって。Aさん。
君が僕に伝える事に意味があるんだよ。
逃げたらダメでしょ」
目尻を伝う涙を拭いてもくれない。
『....ｯｯあい..してる、乙骨のこと...
..忘れられなかっ...た.........』
自分を拘束している男に
目の前で愛を告げるなんて、
おかしな話で。
乙「........うん。
僕も愛してるよ。Aさん。
もう二度と、他の男のことなんて考えないで。
僕だけを感じて。
僕で頭を一杯にして。
今の表情も声も、僕の前だけにして。
僕だけを愛して、
僕だけで乱れてほしい。
＿＿＿＿ 他の男になんて、渡さない。」
頬を包まれたまま
鼻がくっつきそうなほど顔を近づけられて、
強大な愛を伝えられる。
『...........も...わか.....ｯた』
頭がくらくらして、変になる。
乙「......かわいい。
ほんと......かわいい。」
やっぱり、狂っている。
乙「愛してるよ。Aさん」
私の返事は、
悲鳴にも近い自分の嬌声と一緒に
掻き消されてしまった。
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花怜?ゃ?(プロフ) - 心臓発作で何回か多分死んだと思います。結構真面目に。 (9月28日 23時) (
レス) @page50 id: 9817e1bb68 (このIDを非表示/違反報告)
おお - この作品マジで良すぎる (9月6日 15時) (レス) id: f8eccd899a (このIDを非表示/違反報告)
学校ダルいぜ - さ、最高すぎるﾔﾊﾞｰｲ (5月23日 19時) (レス) @page50 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
より - なんですか…最高すぎます… (2022年8月9日 10時) (レス) @page49 id: a4b87ae2ae (このIDを非表示/違反報告)
m(*_ _)m - この感じで日常的な続き読みたいなと思いました……この作品大好きでず…… (2022年7月13日 12時) (レス) @page50 id: 80a9551d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小石
| 作成日時：2022年7月5日 23時
