襲撃 ページ28
乙「............. 」
後ろから私と机を挟んで手を置いている乙骨は
軽く肘を曲げたかと思うと、
縮こまっている私の肩に 顎をのっけてくる。
『ど..........したの』
乙骨の長い前髪が当たってくすぐったい。
乙「愛してる 」
私の耳の近くで、
そう、囁いてくる。
『なｯｯｯｯに言って』
左右の腕を掴んで退けようとするけど、
全く動かないどころか、
さらに耳に声が近づく。
乙「大好き。
ちゃんと、戻ってきてね。」
脳みそがどろどろと溶けるようで、
乙骨の声に反応してしまう自分が嫌になる。
『ね....もういいｯ....から』
乙「好き。好きだよAさん。」
触れられてるわけでもないのに、
私が強く抵抗出来ないのが原因で
乙「愛してる。＿＿＿＿＿君の全部。」
私の努力と今までの選択が、
意味が無かったように崩れていくようで。
『...........ｯｯや....』
私に呪いのような言葉を囁いてくる。
『.........ほんｯとにタチ悪い。
なんでこんな事するの。』
乙「君が今、一番されたくない事かなって笑」
"耳も触りたかったんだけど、約束違反だよね"
なんて追い討ちをかけてくる乙骨は
本当に"毒"そのもので。
"勉強するから退いて。"
と伝えると
案外すんなりと影は消えた。
乙骨は満足したのか、
私の髪を撫でつけたあと、
携帯を一瞥してから、
教室の端に立てかけてある刀をとって出ていく。
『................ 。。。』
こんなことをしてくるから、
乙骨がこの場にいない時も
＿＿＿ 乙骨のことを考えてしまうんじゃないか。
ばか乙骨。 アホっ骨。
心の中の悪態を抑えて、
もう一度、座学のノートを開いた。
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花怜?ゃ?(プロフ) - 心臓発作で何回か多分死んだと思います。結構真面目に。 (9月28日 23時) (
レス) @page50 id: 9817e1bb68 (このIDを非表示/違反報告)
おお - この作品マジで良すぎる (9月6日 15時) (レス) id: f8eccd899a (このIDを非表示/違反報告)
学校ダルいぜ - さ、最高すぎるﾔﾊﾞｰｲ (5月23日 19時) (レス) @page50 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
より - なんですか…最高すぎます… (2022年8月9日 10時) (レス) @page49 id: a4b87ae2ae (このIDを非表示/違反報告)
m(*_ _)m - この感じで日常的な続き読みたいなと思いました……この作品大好きでず…… (2022年7月13日 12時) (レス) @page50 id: 80a9551d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小石
| 作成日時：2022年7月5日 23時
