特級術師は逃がしてくれない。2【乙骨憂太】

一転 ページ19

斎「もちろん。笑


今年は何人くらい来るんだろうな..... 」





？「斎ぃ〜！！彼女〜！？！？」




斎「まｯｯｯｯじで頼むから静かにして 」




毎回声をかけてくるあのちっちゃい子

可愛いな。笑




『これ、着るのすごく楽しみだな。』



斎「ｯｯ絶対、似合うと....思います..。」



『...なんで敬語？笑』









......いい人だな。


私のことをすごく考えてくれているのが伝わってくる。








『じゃあ、..またね。』



斎「うん...またいつでも来て。」






もう少しいたかったけど、

あまり遅くなるとまずいので、別れを告げる。












浴衣の袋を持ちながら高専まで戻る途中、

パンダから電話がかかってきた。







自室に浴衣を置いてから、

パンダに言われた通りに男子寮まで行くと









＿＿ 乙骨を含めた四人がババ抜きをしていた。








共有スペースを占領する四人は、

ぱっと私に目を向けた。







パ「あ、きたぞ」


真「んじゃ、この回は一旦無しだな。」


狗「おががぁぁ〜！！！！」


乙「はは笑笑」



パ「真希てめぇ持ってたのかよ〜」





真希が表向きにべしゃっと広げた手札には、

ジョーカーが紛れ込んでいた。





『またアイス賭けてるの？笑』




パ「いや、今日はアイスじゃねぇ。

自分以外の奴が決めた罰ゲームを賭けてる。」




『え？どういうこと？』





パ「例えば、今だったら



俺は一日四足歩行、

真希は腹筋五万回、

棘はセンブリ茶ノドナオール割り、

乙骨は一日"俺"呼び、


負けたら、自分以外のやつらが話し合って決めた

罰ゲームをする っていう話だ。」






.......え、

いきなりアイスからリスク増えすぎじゃない？







『.......それに.......私も参加しろと？？』






真「 おう。ちなみにお前の罰ゲームは

もう決まってる。」





『......な"んだ........』








パ「お前の罰ゲームは＿＿＿






浅草ボーイへの今の心情(百字以上)と

二人の今後の予定暴露だ。」











.............うぇ！？

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