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......... 動きやすい。




ジャージを脱いで、髪を結ぶだけで、こんなにも。




真希の動きはしなやかで、鞭のようだ。

それでいて一打一打が鋼のように重い。




この一打、一歩引いて右手で受け流す、
そのあと脇が空いて ______



集中し続けるからか、かなり長い時間に感じる。




顔を狙った蹴りが避けられ、次に飛んでくる右手を
弾くように払う。





しかし、払うはずだった手首をがしりと掴まれ、





_____ そのまま背負って投げられた。




『い"っっっっっった"』


カウンターのように見えた真希の手は、

攻撃を捌く私の手を掴むためのフェイントだったのか。

.......悔しい。




真「っっっは、やるじゃねぇかA。

詰めが甘ぇけどな」



...なんでこんなに動けるんだこの人。。







悔しくて、ムッとしながらベンチに戻ると

狗巻くんとパンダくんに加えて、乙骨がいた。



あぁ、皆の飲み物を買ってきてたんだ。

ぐびぐびと飲み干す二人を見て、そう思った。







乙「二人ともお疲れ様。」



真「お、憂太気が効くじゃねーか。 サンキュ」


乙「うん。良かった、種類合ってたみたいで」






真希には、真希がいつも飲んでいる種類の
スポーツドリンクを渡していた。


そして、


『...........。』





私には、当たり前のように





........... ジャスミン茶 を渡してくる。


 






.....これは、









声が掠れて出ない朝に、私がよく飲むもので。








『あ...りがと、乙骨くん』



乙「うん。ちゃんと水分とってね」





絶対に確信犯だろうけど、気にしないフリをして
目の前でごくごくと飲んでやった。



それでも






この香りが鼻に抜ける時は大体




前日の夜を思い出して、



____ 恥ずかしくなっている時で。







条件反射のように、


なぜだか恥ずかしくなってしまって。





顔を隠すように一人、俯いた。

平静→←再戦



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ももちゃ - いやぁ、いい小説やぁ、、、 (2022年12月18日 19時) (レス) @page6 id: 8be011992d (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 今作も最高に最高な作品でした〜!!!!!ありがとうございます、、、、 (2022年7月25日 15時) (レス) id: 2b6b2b0610 (このIDを非表示/違反報告)
春風いちご - ああもう最高、早く小石さんの宗教作りません? (2022年7月4日 20時) (レス) id: d57e220c95 (このIDを非表示/違反報告)
chimuko(プロフ) - ほんと毎回天才すぎませんか、私もう小石様の書く乙骨しか見れません大好きです……これからも更新頑張ってくださいいいい応援しております(;;) (2022年7月3日 15時) (レス) id: 0efb2643b6 (このIDを非表示/違反報告)
げろ(プロフ) - うわ最高すぎます。これからも更新頑張ってください!! (2022年7月2日 14時) (レス) id: b9f8def78a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小石 | 作成日時:2022年6月26日 3時

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