《紳士なんかじゃない》 3 ページ18
『……見た？』
「……見た」
『……そういうことなので…今日は外には出れないです…』
「…原因に心当たりは？」
完璧にあるけど、それを説明すると、灰原の存在が危険視されてしまう。
『この世界に来てからさ、風邪とか引きやすくなったんだけど…たぶん、そういう影響でこういう体の変化も起きる…みたいで。でも、1日経てば戻ると思うし、大丈夫！』
「…見せて」
『えっ』
まさかの言葉に頭が混乱した。
「他に異常がないか、確認しないといけないだろ」
…この人、もしかして徹夜明けで頭おかしくなってる？
『いやいやいや、ちょっと待って待って！零さん疲れてるんだよ！寝て!?』
じりじり近づいてくる零さんから逃げようと後ずさるも、後ろは壁だ。
何だこの展開。
どこの同人誌だよ!!なんて脳内で叫びながらも、ぎゅっと体を隠す毛布を握り締めた。
『わ、分かった！分かったよ!!』
意を決して叫ぶと、零さんの動きが止まった。
零さんから目を逸らして、体を覆っていた毛布を外した。
シャツは着ているけど、焦りすぎてボタンは留めていない。
しかもこのシャツ、適当に掴んだやつだったけど…零さんのシャツじゃん…！
いろんな恥ずかしさがぐるぐると脳内を巡り、もう何がなんだか分からない。
ただただ零さんの視線が痛い。
『も、もういい…？』
「触ってもいいか？」
『これ以上は同人誌です!!』
ガバッとシャツの前をしめてガード。
ダメだこの人、早く寝かせないと…。
「せっかくその体になったのに、何もせずに終わるつもりか？」
『何を仰っているのかよく分からないんですけど。……そんなに女の体に触りたいなら、女の人と付き合えば!?零さんの変態！』
「っ!?」
俺の言葉に、明らかに傷ついた顔をした零さん。
…ちょっと言いすぎたか？
でも、俺だって傷ついてるんだからおあいこだ。
「い、いや、すまない…。ちょっと動揺したんだ…。…体が変化したことによる異常はないか？」
ハッと我に返ったような零さん。
『…平気。本当に、明日になれば戻るから。…ベッド、使っていいよ。朝食作る』
もう隠してもしょうがないと、シャツのボタンを留めてベッドを下りた。
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096 - EATMEさん» コメントとリクエストありがとうございます！承りました！更新まで少々お待ちください！頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 15時) (
レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
EATME(プロフ) - リクエストお願いしたいのですが、逆トリップ(？)の回を見て思ったもので、赤井さん、降谷さん、コナンくんが黒瀬さんと涼さんの徹夜続きでテンションがおかしい事になってる職場に来てしまった的なのを見たいなと思ってます。無理のないようにこれからも頑張って下さい (2019年11月23日 13時) (レス) id: 01c293bda8 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 裕さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました！書いていて楽しいお題でした！二人の子供だと、零さんの遺伝子の方が強そうですね（笑） (2019年11月22日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 花蛸花さん» こんにちは！コメントとお気遣いありがとうございます！リクエスト承りました！少々お待ちください。これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2019年11月22日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - わああ！ありがとうございます！ごちそうさまです！二人も可愛いし、哀ちゃんや梓さんも可愛いかったです！ 幼児化黒瀬さんが褐色のファンデーションをしたら、まさに降谷さんと黒瀬さんの子供に\(//∇//)\ (2019年11月22日 7時) (レス) id: 52067018fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年9月21日 16時
