天界の天女様ご降臨です（善法寺伊作）【忍たま】

約束 ページ9

上級生Side



「い、イヤああああ、」




血が雨のように降ってくる


そのせいか俺の服、忍装に血がついてしまった




でもこれは誰の…




、




、

？


…テンニョサマ？


あれっ？


テンニョサマを刺されているのか？



……




でも何故だろうか、俺は
テンニョサマが刺されている光景を目の当たりにしても





一切、浅ましいとも可哀想だとも感じなかった









俺は一体…？




確か…テンニョサマは、





俺は頭を抱え込むかの様にうずくまる

、



、



、

段々と頭の中で蘇る痛々しい光景




血だらけで泣き叫ぶ後輩



何度も謝る後輩




うずくまるかの様に身を縮めている後輩





俺はそんな彼らを見たとしても、



なんの感情も沸かなかった





可哀想だの、憐れだの





何もかも全て



分からなかった、いや、分からなくなっていた






これで、何度目だろうか




俺等は彼女が死んだあと、もう妖術に操られないと



下級生、そして彼女に約束した




だが、なんだ？



俺は約束すら…



、





、

守れなくなっていた…

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