償うだけ ページ8
貴女Side
「ねぇ!!!そこの貴女!」
?
またもや?声がって…女の声?
視線を彼女にやる
『あらあら、テ・ン・ニ・ョ・サ・マでしたか、
こんにちは』
やはり人間は憎たらしく、そして愚か…
今から貴女が殺されるとも知らずに
なんて哀れなのか
「あんた一体何者?、早く此処から出てってくれない?さもないと、わかるよねっ♪」
本当…に哀れなのね
『出で行くも何も…私は、貴女を始末しに来たのですから』
?
彼女、テンニョサマは全く怖がってなさそう、
やはり人間は、相手を偏見で決めるのね
私が弱いって思っていることを、後悔させてあげましょう
私はテンニョサマを見つめながら、ニヤリとほくそ笑んだ
私
貴方を殺るために来たんですよ
ふふっと微笑むと
「っ、皆!あの人を殺って!」
貴女が私を殺れるとでも?
本当人間の発想は、
「ねぇ、ねぇってば!、な、なんで動けないのよっ!」
怖いでしょう?
『大丈夫、死は一瞬だから』
ニコッと微笑みテンニョサマの元へと近づいてゆく
あと二十歩
あと十歩
あと五歩
『さあ、あと一歩で貴女を』
"殺せる"
、
、
「い、いや、やだ、まだ死に、たくないの、」
馬鹿言わないでよ
貴女は罪を償うだけよ
死というものでね
ラッキーカラー
あずきいろ
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如月(プロフ) - 設定やストーリーがすごく好きです!更新頑張って下さい! (2022年9月18日 9時) (レス) @page17 id: 4efb850e8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えんどう | 作成日時:2021年9月25日 3時