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君なら ページ17

大神様サイド





『はぁ…はぁ…』





息切れしているAが私の目の前にいる





ど、どうした?何事だ?!と思っていたのも、つかのま







Aはこう口にする






『はぁ…えっと…あの…お尋ねたいことが…はぁ…』






私に尋ねたいこと?何だろう…渦正達の事だろうか


私は興味深く彼女の話す内容を聞き入った









『あの…ニセのテンニョは始末いたしました…
ですが記憶は消して欲しくないようでして、大神様に言われたように尊重したのですが…』






流石、A、任務を坦々とこなすとは





少々感心していると、あとから疲弊した声音で


口にした







『私があの学園の仲…否や絆を治してほしいとの事で…』





驚愕だ…渦正はこんなにも欲張りだったとは
 


また…あの出来事を起こすなど、許す事が出来ない



不安や恐怖が脳裏をよぎる




もう一度Aが苦しんだらと思うと、胸がはちきれそうになる








だが、仕方ないことなんだ…いづれはAも知るのだ





あの昔の出来事を








真なことを言うと、Aには下界に佇んで欲しくないが







仕方ない…何かがあったらすぐ救助する形で





と言うふうに問題は解決した





「…そうか、まぁ…許可しよう」




私は優しく微笑み、自分を落ち着かせる







『ち、ちょっと…大神様!私が下界に長く佇む事になるんですよ!そんなあっさりとお決めになるなんて』





Aはとても焦っているが、これも私が起こした過ち





彼女に尻拭いをさせているみたいで、胸くそ悪いが





これも彼女が真実を知るきっかけにすぎない






そして、彼女があの学園を救える、唯一の人材だ




彼女は的確な存在なのだ







「きっと渦正はお前が適任だと思っている
そう私も……お前ならきっと出来る筈だ」





そう言うと、彼女は小さく頷いて黙り込んでしまった

終わり ログインすれば
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設定タグ:忍たま , シリアス , 天女   
作品ジャンル:恋愛
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如月(プロフ) - 設定やストーリーがすごく好きです!更新頑張って下さい! (2022年9月18日 9時) (レス) @page17 id: 4efb850e8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えんどう | 作成日時:2021年9月25日 3時

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