弟なんか要らなかった【おそ松さん】

二十九松 ページ31

カラ松side


俺は今日もカラ松girlsを探す為に町を歩いていた。だがカラ松girls達はなかなか現れなかった
気が付けばここはhomeから距離のある場所、人が多く集まる駅前まで来ていた

そして俺は思った
目の前にはスタバァ、スタバァにはgirlsが来る、その中にカラ松girlsが居るかもしれないと…
いざ中に入ると、レジの所にA兄さんが立っているのを見つけ、今は外で兄さんが出てくるのを待っていた訳だ


『……おい、聞いてんのか？』


カラ「っ、すまないbrother…聞いていなかった」


『はぁ…』


ため息をついている兄さんは仕事が終わったらしく、私服に着替えている。手には何やら紙袋を持って俺に差し出してきた


カラ「え…？」


『さっさと着替えてこい。店のトイレ使っていいから』


カラ「い、今か？」


『今だ』


俺は言われた通り紙袋を受け取ってスタバァの中のトイレで着替える。兄さんの匂いがするからこれは兄さんの服だろう
青のシャツに黒いネクタイ それにジーンズ(普通の)
ちなみにA兄さんの服は黒の七分丈Tシャツにジーンズだった

カラ「(何故着替える必要があるのだろうか…)」


着替え終わって店を出た俺を見たA兄さんは優しく笑ってくれた


『似合ってんじゃん。やっぱお前は青が似合う』


カラ「そ、そうか…？でも俺はオザキのような…」


『人の真似ばっかしてたら自分を見失うぞ。それに真似しか出来ない奴はただの人形だ』


あ…そうか……やっぱりあの時のA兄さんの言葉はそういう意味だったんだ

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