24話 ページ25
・・・此処は、何処？
真っ白で何も無い空間が何処までも続いている。
「あ、起きたのね」
「・・・貴方は？」
いきなり目の前に現れた少女の顔は私と瓜二つだった。
鏡に写った自分自身を見ているよう。
違うところといえば
髪と目の色
其の少女は夢で見た少女と同じ紅い髪だった。
「私は貴方
貴方は私
銅貨の裏と表
影と光
似て非なる存在
対となるもの
ま、そんなところかな」
つまり私であり私ではないって事か。
「そうそう其れ其れ
もぅ、私此処でずっと待ってたのになかなか来ないから待ちくたびれたよ」
「どういう事？」
「えーっと、A？だったっけ。
貴方、稀に何かの拍子に髪の毛が紅くなるよね？」
「そうなの？」
「そうなの。
貴方が意識して私の力を使えるようになればもっと強くなれるんだけどどうすれば良いか私も分からなくてさー。
だけど今回ので分かったよ！
私の力を自由に操る為に此処へ来る条件！
其れは
“信頼している人の前で全ての本音を言う”
だったんだね」
「信頼・・・本音・・・」
確かにさっき私は皆に思ってた事を
心の中のもやもやを全部吐き出した。
だから此処に来たのか・・・
「そ！
此れからはもう私の力を自由自在に使えるよ！
悪夢は絶対見なくなるわけじゃないけど
あの飛んできた男の子がいる限り大丈夫そうだね。
じゃ、元の世界に戻ろっか！
バイバーイ！」
・・・次に目を開けた瞬間にはさっきの場所に戻っていた。
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Ashlee(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年5月1日 14時) (
レス) @page29 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 467907さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年11月25日 23時) (レス) id: 43ea8ffab6 (このIDを非表示/違反報告)
467907 - これからも更新頑張ってください。応援しています (2019年11月23日 22時) (レス) id: b37af81138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈雪 | 作成日時：2019年8月25日 22時
