儚い願い (ページ18)

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・ Aside

日が進むのははやくて会う約束をしていた日に。

あれから2週間連絡は会う日を決めるLINEだけ。

嬉しいけど、あっちはアーティストっていう立場であって、

緊張とか不安で胃が痛くなりながらお店につき

先に1人でお店に入ってると

ｺﾝｺﾝ

『はい、』

・

・

顔をのぞかせたのは会いたかった彼。

何年ぶりにちゃんとお話するんだろう、

本当は嬉しい気持ちでいっぱいなはずなのに。

『あっ、そこ座って、』

壱馬「うん、ありがとう」

そりゃー、何年ぶりの人に会うのは気まづくて、

それに1体1っていうのも1番良くない。

壱馬「臣さんと仲良いんだね、」

沈黙を破ったのは壱馬。

言われた言葉にびっくりすることは無い。いつも言われる。

そりゃー、ビックリするよね、

『仲良いって言うか昔からの付き合いで、』

壱馬「颯太からLINEQRコード出されてさ」

『この間颯太と会った時にLINEQRコード出すから俺がって言われちゃって笑』

壱馬「あ、そーだったの？！！
この前の朝会った時に急に出されて急に去っていってから
なんなんって思ったけど、俺は内心嬉しかった。」

『っ、』

顔が見れない、

今にも目から涙が溢れちゃいそうなくらい嬉しくて、

壱馬「あの日俺が当然消えて、何も言わないで消えて、
ほんと後悔してる。だけど、またこうやって再会できて、
嬉しい。神様に感謝って思った。」

『びっくりだよね、次の日朝学校行ったら居ないんだもん。
必死で探して、LINEもして電話までしたのに
繋がらないし、既読にもならない、。どんだけ心配したかっ、泣』

自分でも訳分からない、なんで泣いてるのか、

『この間壱馬のこと見かけて、女の人とあるってて、』

壱馬「ドラマの女優さん。みんなで飲み行ってた帰り道なんだ」

『そーだったんだね、笑』

壱馬「俺さ、こんなすぐに言えることじゃないってわかってる。それに俺の立場所絶対ダメなことだって分かってる。
分かってるけど、」