私、ATMなんで。18 (ページ37)

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『ゔぅ～～っ、…お兄ぢゃ～んっ』

XU「………あの時も、…刺されそうになった時………あの時だって、後悔したはずなのにっ、……またAを、同じ目に合わせてる。もう、こんな思いは二度とごめんだって、思ってたのに……ッ」

『っ、……』

XU「Aを俺の側に置いておきたいから、絶対守らなきゃいけないのに……俺じゃAを、守れないね…」

『っ、いらない！！守ってなんていらないよっ！ただ私がお兄ちゃんの側にいたいだけ！私は大丈夫っ！だからっ、XU「無理だよ。」

っ！？………むり、…って…』

XU「守らなくていいなんて、…ただ側に置いておくだけなんて、無理だよ。だって俺、Aのこと好きだもん。」

『ッ！！！』

XU「大事だから、ちゃんと守りたい。でも、全然守れてない。だから、…」

『………』

XU「A……仕事、やめて？」

『ッ！！！……おに、…ちゃ……っ』

XU「俺が守れないから辞めろなんて、本当に理不尽で最低なこと言ってるのはわかってる。でも、……俺やっぱ、これ以上我慢できない。一緒に住むのも…やめよう。」

『ッ、…ふぇっ……お兄ちゃん…わっ、…それで、…いいの…ッ？…わたしと…離れて、……いいの…っ？』

XU「…それでAが、危険な目に合わないならね。」

『っ、…会社、やめたら……お兄ちゃんの、…マネージャー…に、…なれない…よ…っ？一緒にっ、…働けなく、…なるよ…ッ？』

XU「………うん、Aが傷つくくらいなら、離れ離れでいい。』

『ッ！！！～～っ、ゔわぁ～んッ！やだぁ～！そんなの嫌だぁ～～っ！！ゔわぁぁぁぁっ！』

XU「A…」

"ぎゅ…"

『ゔわぁぁぁん！お兄ちゃっ、お兄ちゃぁぁんっ！』

XU「ごめんな…本当にごめん…」

『ゔぅッ……ひっく、………お兄ちゃっ、……ホン、キ…？グスッ』

XU「…うん、本気。」

『ふぇ…ッ、……おにぃ…ちゃん、…』

XU「ん…？」

『はなれたく…ないよ…っ、…グスッ』

XU「……うん」

『ゔぅ～っ、…ほんとに、…ほんと…っ？』

XU「うん…本当に、本当。」

『っ、…………お兄ちゃんが…そうじゃなきゃダメって言うなら…っ』

XU「………」

『グスッ……どうしても…駄目って、言うならっ………そうする…ッ』

XU「………うん。」

『でもっ！……でも、仕事は…やめたくない…。』

XU「っ、…」