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『いらない…』
母「………パソコン見るのやめなさい。何か作ってあげるから、少しは食べて。」
『………』
母「携帯は？まだ知らない番号からかかってくるの？」
『うん。今日は帰り遅くて携帯ショップ行けなかったから…明日行けたら行く。』
母「そう……コネ入社だとして何が悪いのよねぇ？利用できるものは利用しないと！でしょ？」
『……ママ、私みたいなこと言ってる。それに、コネ入社じゃないし！……たぶん。』
母「ふふっ、そんな根も葉もないこと言われて落ち込むあなたじゃないでしょ？らしくない！」
『でもママ、お兄ちゃんがっ……私のせいで、お兄ちゃんまで悪く言われてる…っ！』
母「それだって、ちゃんとわかってくれる人は必ずいるわよ。大丈夫、そんなことでお兄ちゃんが負けると思う？」
『っ、………絶対、お兄ちゃんには言わないで…』
母「内緒にしたって、すぐにバレるんじゃないの？そしたら怒られるわよ？なんで黙ってたんだーって。あの子がシスコンなのは事実でしょ？」
『………』
母「それにしても、まだデビューしてないのに出待ちの子なんているのねぇ！あの子達みんなかっこよくて良い子だし、人気が出るのは間違いないわね！」
『世の中、見る目ない奴ばっかだから…』
母「やっぱりギョンちゃんが一番人気！？」
『ギョンスの出待ちなんて見たことない。いるかもだけど、あいつと同じで根暗で大人しいペンなんだよきっと。そういうのがいざって時にキレたらやべぇんだ。』
母「……本当に、卵ぶつけられただけ？」
『…うん、そう。痛くもなかったし、ケガなんてしてない。びっくりしただけ。』
母「酷いことも言われたの…？」
『……別に、平気。』
母「ゴリラさんも心配してくださってたわよ…本当に、明日もお仕事行くの？しばらくお休みもらったら？」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2017年9月28日 5時
