私、ATMなんで。9 (ページ29)

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"ゴシゴシゴシゴシ"

『フッフフ～ン♪』

XU「………」

『流しますよ～！しうちゃん、気持ちい？』

XU「うん…」

『ふふふっ、しうちゃん緊張してる！お客さん、こういう所初めて？』

XU「お客さんって何だよ！」

『しうちゃんに貢ぎまくった挙句破産した女の末路ごっこ。』

XU「笑えない。全っ然笑えない。」

『ハハハ！それにしても、真っ白で逞しいお背中。綺麗…』

"ぴと…"

XU「ッ…！！////おいっ、くっつくな！」

『この背中も、昔はぷにぷにだったのにな～』

XU「……ぷにぷにの方がいいのかよ。」

『どっちも！どっちも好きなの！ハァ～、ぷにぷにミンソクとムキムキシウミンが同時に二人存在してたらいいのに…そしてその二人から奪い合われたい。』

XU「相変わらずアホだなAは……もう背中いいよ。ありがとう。」

『じゃあ今度は前洗おうか？』

XU「っ、馬鹿か！////」

『ははっ、冗談だよ！そんな必死に隠さないでよ！あ、その腰巻タオルは記念に持って帰るね。買い取らないと。』

XU「本物の馬鹿だな。ったく…ほら、もういいからAはあっち行ってな。服濡れるぞ。もう入らないんだろ？ホッ…」

『なに安心してんの。入るよ！ちゃんと一緒に入るもん！でも今はまだ…』

XU「なに？」

"コンコンコン"

『キタ！！ほらしうちゃん！お風呂浸かって！しうちゃんの裸体を私以外に見せないでよね！頭まで潜って！』

XU「潜るって…」

"ガラ…"

仲居「お待たせいたしました。」

『オ～！テンキューテンキュー！これこれ！』

XU「………なんだ？」

『しうちゃーん！見て！じゃ～んっ！』

XU「ん？…あっ！それって…酒？」

『そう！さっき頼んでおいたの！アツカン？こうやってお盆を浮かべて…』

XU「お～っ！浮いた！すげー！これ見たことある！旅行本とかに載ってる！」

『でしょでしょ！日本の温泉と言ったらコレでしょ！気に入った？！』

XU「気に入った！A気が利くじゃん！」

『へへへ～っ！ささっ、一杯どうぞ～！この絶景に気持ちの良い温泉と美味しいお酒！存分に堪能してね！今日はいくら呑んで酔ったっていいんだよ！』

XU「お～、まじで最高ー！いただきまーす！」

『ふふふっ！じゃ、私も脱いできまーす！』

XU「…………酔えるわけない」

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