私、ATMなんで。9 (ページ16)

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XU「またデートできるな～って思ってたのに。」

『っ！！！……お、お兄ちゃん、私とデート…したいの…っ？/////』

XU「うん。Aと買い物楽しかったもん。」

『～～～っ、お兄ちゃんっ！！』

"ギューーーッ"

XU「ちょっ、…もう！いきなり抱きつくのやめろって！」

『お兄ちゃんのデレが凄いよ私溶けちゃうよ！うぇ～～んっ！』

XU「なんで泣くんだよ…」

『だって！こんな日が来るなんて…っ！私、お兄ちゃんを諦めなくてよかった！！ぐすんっ』

XU「諦めるって何…？いいから離れて。身動き取れない。」

『寒いんでしょ？私が暖めてあげるよ！』

XU「もう暖房ついたから平気。お茶入れてくれるんでしょ？」

『あ、そうだった。じゃあ、入れ終わったら再開ね！ちょっと待ってて！』

XU「再開って…」

『…あれ？ここにあった鍋敷き知らない？ティーポット起きたいんだけど…』

XU「あ、ごめん。朝コーヒーこぼしちゃってさ。茶色くなっちゃったから捨てちゃった。今度買っといてくんない？」

『わかった！とりあえず今日はどうしようかなぁ～……あっ！丁度いいの貰ったじゃん！』

XU「え、鍋敷きもらったの？………えっ、丁度いいのって…それ？」

『うん！糞ほどにしょうもないもんだったけど、こんなところで役に立つなんて！』

XU「………それって、チャニョルにもらったアルバムだよね？」

『え？あぁ、うん。中身はアルバムらしいけど、今は鍋敷きだよ？』

XU「………あぁ、そう。」

『こうやって必要とされて、奴も本望でしょ。あ、使ってるところ写メして見せてやろ～。』

XU「今回ばかりはやめてあげて。」

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