私、ATMなんで。5 (ページ11)

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『はいはい。今日もお願いしますよスター様。ま、どうせ甘っちょろい出来になるんでしょうけどね。』

XU「～～ッ、てめぇが真面目にしてれば、こっちだってちゃんとできんだよっ！！」

『ふ～ん？じゃあ今日は私ももうふざけない。私情を持ち込まない。そしたらお兄ちゃんもちゃんとできるわけ？私をちゃんと、恋人として見れるわけ？』

XU「見れるっ！」

『無理だよお兄ちゃんには。恋人役だよ？手繋いだり抱き合ったり見つめ合ったり？お兄ちゃんにそんな事できんの？』

XU「できるっ！」

『キスしろって言われても、…できんの？』

XU「っ、………もちろん。そんなシーンあるはずないけど、仕事として必要だって言うなら真面目にするよ。」

『じゃあ今日は一日、私を妹扱いしないで。ちゃんと恋人として見て。仕事なんだから、できるよね？』

XU「できる！！」

『男に二言は…？』

XU「ない！！

"ガチャ…"

っ、……ッ！？」

『お兄ちゃん…今、私見てドキっとした？』

XU「は、はぁ？！してねーし！////」

『ふ～ん？まぁいいや！じゃ、手繋いで行こう！』

XU「はっ？」

『なに？恋人なんだから普通でしょ？あ、今日はミンソクって呼ぶね。恋人なんだから、呼び捨ても普通だよね。ミンソク～、もうあの女と喋らないでね？ヤキモチ妬かせたかったの？そんな事しなくたって、私はいつもミンソクの事しか考えてないのに～！そんなミンソクも大好きだぞっ！あ、愛情表現はちゃんと言葉にしてほしいタイプです！』

XU「……………ハメラレタッ！！！！」

『ふふふ！ミンソクはほんとちょろ……可愛いよね！さ、イチャイチャ撮影行こうね～！』

XU「(白目)」

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『お待たせしましたっ♪』

XU「………」

マネ「お、仲良く手繋いで。無事仲直りか。」

XU「無事ではない…」

マネ「……お前も、そろそろ学習しろよ。」

メイク「あらA。泣かなかったの？化粧崩れてないわね。」

『泣いたよ！涙流す必要がなかっただけっ！』

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